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好きなHシーンベスト10

>「ごめんっ…上手く、出来なくてっ…」
>「違う…それ、違う…。愛してくれるのに、上手い下手なんて…無い…。笑う時、上手に笑えた、なんて考えるの…?」
(逃避行GAME)


Ten-Lyさんのブログ(飛びます)で見かけて面白そうだったので自分でも作ってみた。
エロゲの点数付けと同じで、順位付けは苦手マンなので放棄しました。
あと同人も入れるともう分けわからんので商業エロゲのみ・1作品1シーンまでに絞ってます。

凡例
・『作品タイトル(メーカー)』キャラと回想何シーン目か

・『恋するコトと見つけたり!(Fizz)』雪菜1
キャラ愛補正含めて一番好きな(使った)早漏シチュ。単純にテキストだけなら皐のシーンの方が優れた早漏描写なのだが。
この作品はヒロイン4人中3人に早漏シチュが完備されている隠れた傑作だったりする。
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・・・・・・しまった(笑)
意外と冷静なのではなく初めてのセックスの快楽と疲労で思考力がゼロに近くなってるだけだというさわらそく博士の分析。

・『マジスキ(Moonstone)』由紀菜1
単なる早漏シチュにとどまらず、地の文での簡素だが蓋然性に優れた行動描写が光る。
正常位で射精するときって覆い被さりたくなりますよね! こういう細かな表現で捗ってしまうんだありがとう!
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もうなんか色々と生々しいほどリアルだ。

・『幼なじみな彼女(イージーオー)』舞EX3
言わずと知れた(?)早漏シチュ界の金字塔。
名も知らぬ他人との比較。刻み込まれる早漏認定。無慈悲な射精宣告。――己の全てを掌握される多幸感。
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いつ見ても、何度見ても、ゾッとするような目だ。

・『お嫁さん候補があらわれた!コマンドは?(sugar pot+)』あやか2
早漏シチュにとどまらず筆卸シチュとしても秀逸。『経験を積んだ女に童貞が勝てるわけ無いじゃん』っていう真理を、助走を付けてグーで叩きつけてくる。レベル1で初戦が魔王。情けなく翻弄されて射精する。全ては彼女の手のひらの上、結果は許され、存在は受け入れられ、快楽は観察され、早漏の呪いを掛けられる。
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色香の匂いすら感じさせる、黒田晶見の絵面がハマりすぎてる。このキャラのために(妻みぐいシリーズで有名な)氏を選んだのではないかと疑ってしまうほどだ。

・『イモウトノカタチ(Sphere)』千鞠3
純真無垢な少女を、和姦という枠組みの中で、まるでオナホのように使用する、あまり見ない早漏シチュ。
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こんな自分本位なセックスするなんてうらやまけしから恥ずかしくないんですか???恥ずかしいわ!!!

と、ここまで早漏枠(半分おわったぞ!)。男としての情けなさを、甘く優しく許される…あるいは罵倒される…驚かれる…そのやり取りの情けなさと、その情けなさに興奮する情けなさ…情けなさの3乗に俺の脳幹は震えるのさ(ここでテキーラのショットを呷る)。


・『逃避行GAME(Ex-iT)』心音1
性欲に支配された雄の特権、それがセックス中の大胆な告白。
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これね、告白なんですよ。初めて想いを伝えてるんですよ。
もうこれは頭にガツンとキましたね。人としてこんなに情けない姿があるだろうか。
しかし一方で、女を組み伏せて性行しながらその所有を主張する図としてみれば、とても野性的・動物的ではないか!
……俺はここに妙味を感じて止まない。

・『寝トリ学園(INTERHEART)』姫子7
純愛レヰプ界の鬼才アーティスト(何)である十全先生の作品。
この姫子ちゃんはちょっと頭が弱いけど、自分のメスとしてのコケティッシュな魅力は良く理解してるそれなりにアバズレな側面を持つ、しかしとっても一途な可愛い子なんだ!(唐突な力説)
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主人公の心が「エロいなあ~たまんねえぜこの乳!バカだから適当なこと言って生セックスもできる!」っていうゲスレヰプ野郎から「お前みたいなバカでエロい女、俺と一緒に居なかったら絶対悪い男に騙される!俺のものになれ!俺が幸せにしてやる!」みたいな純愛に変わるの最高なんですよ。エモさの塊ですよ。

・『少女神域∽少女天獄 -The Garden of Fifth Zoa-(Lass)』祥那3
レヰプと和姦の超絶技巧ハイブリッドエロシーン。
ともすれば白々しさが出てくるそれを、幼い少女の神性が物語へと落とし込む。
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このキャラのエロシーンは3つとも大好きなお兄ちゃんが内なる闇に目覚めて裏切りレヰプ(BADEND)なので控えめに言って最高なんですね。
……気がつけば似非レヰプ枠が3枠も! なんてこった、私にこんな面倒くさい趣味があったなんて……

・『俺がヤマタノオロチなら(ソフトハウスSORA)』夢子先生END
ヒロインを尽く捨て去って、己の宿命たる強大な力を意のままに振るい世界を全て敵に回してひれ伏させ、
最後にその世界を献上することで手に入れた、背徳感の塊のような御褒美エッチ。なおBADEND。
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濃いBADENDがあると物語の表側は引き立つ。
しかしそれはそれとして、棄てられた歴史という存在も中々心引かれるものだ。
……まして、そこへ立ち入らねば実らぬ恋があるならば!

・『星織ユメミライ(tonework's)』美砂2
オマンコ暴発大好き人間でも、オーラルセックスで抜くことくらいあります。
これは私が何百とやってきたエロゲの中で最も美しいフェラチオの1つです。
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私がフェラチオに対して評価を下すとき、重要なファクターの1つに『ペニスを見るまなざし』というものがあります。
男性に対する前戯は奉仕とも呼ぶ事もありますが、『奉仕』とは奉ると仕えるという字を当てるものです。
ならば、その対象――つまりペニスですね――に対して、畏れたり敬ったり魅了されたりされる感情をどう表現するか、という事はとても重要なことなのです。
清らかな乙女の眼前にペニスを晒すトキメキを、忘れてはなりません。


以上、こんな感じでした。同人ゲー版も作りたいネ。
まあこの辺は野球で言ったら『記憶に残るホームラン集』みたいなかんじで集めたものなので、この視点が全てでは無いです。
『ユニオリズム・カルテット 』とか『塔の下のエクセルキトゥス』みたいな(非常に個人的な)成績(性績?実績?)で評価している安打製造器のようなエロゲのエロの存在を最後に(ついでに)讃えて、記事の〆とします。

2017年総括


シロちゃあああああああああああああああんん!!!
好きだあああああああああああああああああああ!!!!!

(30歳、ガチ恋勢です)


さて(藪から棒)、まず今年のベストエロゲの話をしたいのですが、
これについては『景の海のアペイリア』が頭二つくらい抜けてました。


 稀少なガチSFゲー。やっぱり主人公がアツさを以て物事を成し遂げていくののは好きですねえ。
 そして要所で入る古河ボイスがまた最高なんだわ……。
 音楽がチープすぎたのが足を引っ張った事だけ本当に惜しい。

 今年の作品では、良い意味でも悪い意味でも音楽の力という者を感じることが多かった気がします。
 上記の通り名作の足をひっぱる事もありますし、『春音アリス*グラム』や『少女マイノリティ』のように、まとめきれずぐちゃぐちゃになった作品を力尽くでまとめて〆る力を持つこともあるということを感じました。

 あともう一本だけピックアップ。我らがSMEEの『MakingLovers』
 我らがSMEEが大復活。感無量。これ本当に嬉しいんですよ。ここ2作品ほどのままだと、このまま消えて無くなりそうでしたからね……そうやって、輝いていた星が消えていくのをもう何度も何度も何度も見てきたんですよ……

 妹の名前が職場の隣の人と同じなので放置してますので。下の一覧には無いですが、自分の中では今年のNo.2です。
 早々にヒロイン分岐して、付き合うヒロインごとに生活そのものがまったく変わっていく構成は見事というか圧倒されました。
 これ以外にも『キミの瞳にヒットミー』から始まって、良イチャラブの小粒だけど良い味してるギャルゲーが今年は多かった印象です。

 というわけで本年も様々なエロゲとの出会いがありました。願わくば、来年も良きエロゲライフをば。


 あ、今年50万使ったFGOなんですけど。
 (参考:2017年、商業エロゲは35万、同人コンテンツは20万ほどの投資です)
 年初に始めて1ヶ月ちょいで第1部を終えましたんですが、これもう少し金銭面でどうにかならんかなあ……。
 イベント周回の作業感とかかなり好きなんですけどね。好きなキャラを手に入れるハードルが高杉晋作(未実装)。
良シナリオ→キャラ愛→ガチャ欲のコンボが流石すぎる。
 第2部序章、メチャクチャ面白かったので、これつまり、今年もメチャクチャ金が飛ぶってことなんですよね……。


↓ 2017年に遊んだエロゲ全所感 ↓


『AmenitysLife』
 エロCGの構図がとても良かった。それだけでも評価に値するのだが、個別ルートの出来が全体的に良かった。
 良質のイチャラブゲー。あまからするめ絵は可愛すぎるからもっと流行れ。
 無味乾燥なシナリオ選択だけがちょっとなあ・・・。

『Liber_7』
 どうして巫女さんとエッチさせてくれなかったんだ・・・というのは置いといて、ずいぶんとけったいな出来だった。
 Lass今回はダメだったよ…まあ前作るーすぼーい(偽)だからあのレベルは期待してなかったけどさ……ごめん嘘。ちょっっっとだけ期待してた。
 序盤から中盤、テロリスト倒すまでくらいは楽しめたんだけど、そこからの、お前も敵か!死ね!→お前も敵か!死ね→ENDの残念感と言ったら無い。ソードマスターヤマト感がすごい。
 ところで真END後、ヒロインは永遠に生きるけど主人公は寿命で死ぬよね…。量子コンで演算された魔術による現実世界への召喚的な感じで生き返らせたほうが良かったんぢゃ…。そうすればタイトル画面に繋がるんじゃないんですかね…。でも現実世界の2時間で仮想世界100年を運用できたんだから、仮想世界で子作りに励んでアダムイブ!しよう!

『仄暗き時の果てより』
 中々の意欲作。ゾンビパンデミックかと思いきや、クトゥルフもののサイコホラーだった。
 CYC亡き(勝手に殺すな)昨今、こういった作風は珍しい。(お前去年の最後にやったエロゲがクトゥルフものだろ)
 呉のシナリオにしては珍しく、はっきりとしたBADENDや救いの無いヒロインが用意されていて面白かった。 (いや大昔からあったろ)
 同じクトゥルフもののルリ・ノ・イエとは違うのだが、それでも要として『無限ループ』という落とし所が共通項であり見所さん。

『キミの瞳にヒットミー』
 良質のギャルゲ―。頭から尻尾まで面白かった。パイズリで鬼頭が出てるくらいしか不満が無い。
 会話のテンポが良く、キャラクター間の温度が暖かで、また主人公の誠実さが恋愛の蓋然性を高めている。
 キャラ愛補正とおっぱい補正でオカズとして十分使えたのも素晴らしいありがとう。

『よめがみ My Sweet Goddess!』
 雰囲気は悪くは無いし、キャラの魅力もそれなりに出せている。1対1の会話なんかは悪くない。
 リコ√なんかはリコが可愛いシーンはほぼ全部良かった。ちびっこなのでオカズには出来ないが、エロシーンも可愛かった。
 しかし文章が冗長でテンポの悪さも相まって、シナリオが無駄に嵩張っている感じがして読んでて今一つモチベが上がらない。
 神界周りの話とか主人公の身の上話とかは、正直言って(たいした内容では無いのだから)サラッと流した方が良い。

『しゅがてん!』
 いまいち盛り上がりに欠けるのは、多分ヒロインが最初からめちゃくちゃ可愛いから。
 かといって他の魅力を描ける訳でも無く、個別に入ると今一ときめく感じがしないというか、延々焼き直しを見ているようだった。
 氷織ルートだけは彼女のトラウマに焦点が当てられていて途中まで面白かったけど、山場の手術シーンはとても萎えました。
 つまるところ『主人公は設定上神だから、全てに対してデウス・エクス・マキナ的な結末を引き起こす』って事でした。えぇ…

『星空TeaPartyえくすとら~「恋愛」はじまりました~』
 “戻っておいで、小さな私。今度は逃げないから。大嫌いも、大好きも、同じものだと、今ならわかる。伝えることができる。”
 本編は予想より驚くほど短かったけどフリーゲームだし、こんなもんか。
 しかしながら短いけど内容は濃く、モノローグは美しく、清純な読後感。
 1話の詩情溢れる心象風景描写や、3話終盤の”大人であることを自覚することで子供であることを受け入れる”会話が素晴らしかった。
 追加された個別もエロが濃く満足。

『フルキス』
 とてもシンプルで良い。好きになって、付き合って、イチャイチャして、エッチして、二人は幸せになりましたで終わり。
 こういう作りの作品って実は貴重だったりする。人間的な成長、哲学的な主張、連鎖の終結、トラウマの克服……
 エロゲは文学であってもいいが、そうである必要は無い。

『神頼みしすぎて俺の未来がヤバい。』
 みんな人間が出来ているので、そこまで深刻な内容にはならないんだけど、主人公の真摯さと、ヒロインに対するモチベーションの的確さが絶妙。 主人公がヒロインを好きになる描写やヒロインのために何が出来るのか考える思考が適切に描写されている、主観的没入感に優れたとても良いエロゲだった。
 エロ部分は主観構図が殆ど無く好みからは外れるが、それ以上に前戯のみに使うCGが多数見られるようなリソースの無駄遣いが目立つ点が残念。あとアイキャッチを多用するなら、もう少しテンポ良くならんかなあ。
10
『銀色、遥か』
 前作のコンセプトの一番良い部分を勘違いしてしまった駄作。
 中学編がすべての元凶。必要ないと断言できる。
 中学編の存在が、恋愛とセックスという不可分なものを無理やりに分けてしまっている。
 中学編ですべてが完結してしまっていて、後がすべて蛇足になっている。
 ”熱量”は自然と離散するのは自然法則。それは感情においても原則。
 エロゲでもっとも熱量が高まる”愛情の疎通”部分からだらだらと日常を垂れ流されては、
 濡れ場に入るころにはもう情が覚めているというものである。
 唯一ほめられるのはベスリー√で、避妊のためにコンドームすら信用できないからピルを買う!→そのためにバイトする!という流れはその感性も良いし、『や、それぶっちゃけ一番享楽的なセックスだよね』っていう背徳感もあって(テキストによる心理描写は残念ながらなかったけど)よかった。

『9-nine-ここのつここのかここのいろ』
 面白くて一息に読み切ってしまった。絵と声優だけでも”強い”が、テキストも良い。
 メインヒロインの都が可愛らしくて甲斐甲斐しくて家庭的で幸せで、
 それに対する主人公のときめく心のテキストライティングも適切で没入感○。
 テンポもよくストレスは全く感じなかった(主人公と友人キャラの声は即切ったが)。
 後なぜか知らんが声優が豪華すぎる。澤田なつ、あおかなでも演技にときめいたけどほんと好き。

『真剣で私に恋しなさい!A-5&P』
 旭とマルギッテが可愛すぎて、立ち絵でもCGでもああ~ああ~って変な声出しながらプレイしてた。
 一番最後の〆も良かったけど、MOMOYOはヒロインとしては既に完全に空気だったからなんか今更正妻ヅラされてもと感じて笑ってしまった。

『はるるみなもに!』
 取り立てて感想の思い浮かばない作品。
 唖然とするほどつまらないのは、シナリオライティングの基本である『登場人物の欲望』が絵空事でしかないからだろうか。
 空虚な、物語を履行するだけのキャラクターでしかないからだろうか。

『筆下ろし姫と初竿契約』
 予想通りの残念な出来。まず公式に情報が殆ど乗っからない無い時点でお察しだったが。
 筆卸のシチュを色々楽しめるってコンセプトは判るけど、その帰結がお粗末すぎる。
 筆卸シチュを望む人はどういうコンプレックスを拗らせてるのかとか、そういうことを考察しないで作ったんだろうなあ。
 それと主人公の名前がめっちゃポピュラーでしかも濡れ場で呼んじゃうのは抜きゲとして意識が低すぎる。

『はにデビ!』
 恋する夏のラストリゾートのライター陣で覚悟はしていたが、ほめられる所は絵とOPEDムービーしか無かった。
 悪臭を感じるほど不快で愚劣な人間性の主人公って珍しいけどそういう要素はいらんねん!
 私を助けてというヒロインをさんざん突っぱねるくせに、胸糞悪く突っかかってくる執事に対してはへーこらするとかね。
 グズでクズな野郎の背後霊させられるのは苦痛でしか無い。個別ルートが短いのが逆に救いなレベル。
 まあ(恋剣乙女への感謝の気持ちのみで買ったんだからクソゲーでも)多少はね?

『ニュートンと林檎の樹』
 ラビ√がダントツでお気に入り。個別がそれぞれ短いのがちともの足りない。
 全てのシナリオがタイムリープで収束してアリス√かなと思ったがそんなことは無かった。
 惚れた女がおるけぇわしゃ残る!(ドン!)は嫌いじゃ無いけど、許される設定に思えない所がなんとももどかしい。
 特にアリス√のエピローグを見ると…

『春音アリス*グラム』
 室内では帽子を取れ。
 物語はエリサ√以外は強引かつ平凡だが、シリアスシーンで流れる2つの『アリスグラム』が、平凡な物語の幸せな結末に静かな満足感を与えてくれる。音楽の力だね。
 この物語は、多くの謎が謎のまま終わるが、少なくとも彼らにとっては、その未来に比べれば些事なのだ。という物語。
 本命のエリサ√は、テキストのメリハリが弱く、諸々の関連性における説明は放棄され、親友は実は不治の病で余命幾ばくかだとか言いながら斬りかかってしかもこの世から消えるし、そうしてまで手に入れた秘宝はこのまましまっとこ^^だし、なんかもうメチャクチャだった。
 一方で4シーンという多く無いエロシーン数で、フェラ→パイズリ→パイズリフェラとちゃんと段階を踏んでいった所は評価したい。
 あと室内では帽子を取れ。

『茜色の境界線』
 全部合わせても5時間程度で読み終わるが、雑ではなく無駄の無い読みやすいテキストだった。
 値段の割にエロが少ねーのだけ不満。
 ともかくも真崎ケイの描いたキャラを味わうという当初の目的は120%達成されたので良し。もうなんか全部可愛かった。

『は~とふるママン』
 ショタ→こんなんじゃ足りないよ!
 純愛→ママ過ぎてイマイチ
 ヤリチンNTR→スタンディングオベーション。

『少女マイノリティ』
 メインヒロインとの肉体関係の作り方がロマンにあふれて、また退廃的でとても良かった。
 そのエロシーンは量も質も素晴らしい。正常位の構図とか騎乗位の腰を落とす前後の差分とか分かってるね。
 それとBADEND曲が素晴らしい。エロゲでは珍しい曲調だが、救いようのないオチを感傷的な方向で回収してくれる。
20
『景の海のアペイリア』
 重厚なSci-Fiをありがとう。クールでヒロイックな古河徹人をありがとう。最高にカッコいい主人公だった。
 ヒロインも皆魅力的で、真相にはワクワクが止まず、結末も清々しいほどハッピーエンド。
 不満は音楽がややチープに過ぎる点かなあ。ダークな曲調のものはかえって無機質さが出て雰囲気があったのだが。

『初情スプリンクル』
 とても良いスラップスティックラブコメディ。共通から最後までヒロインのクセになる可愛さと厄介さ、主人公の味のあるツッコミが途切れず、その上十分にイチャラブにもリソースを割いて、それでいて序破急の効いたダレずに終わる分量のシナリオ。
 イチャラブの質が高く、ヒロインがみな可愛すぎてずっと胸がキュンキュンしてて、注意喚起してるゆうさくみたいな動きしてた。
 目を離したらチュッチュチュッチュして盛り上がってカラダまさぐっちゃうのがとってもリアルで好き。また、日常シーンから肉体的接触とその感覚についてちゃんとモノローグで描写するテキストのクオリティの高さも没入感を高めてくれる。
 自分の中での『近江谷宥』の評価ってすごい低かった(PH~ウィザコン)んだけど、単独ライティングの作品(ワールドエレクション・初情スプリンクル)がどれも良いので評価を改めることになった。

『超昂神騎エクシール』
 アニメがカッコよくて好き。でもぼくはエクシールにペニス生やして欲しかったの!!!!

『そらふね』
 江戸っ子的な気性が魅力的な主人公による痛快な解決劇。魅力的なサブキャラの活躍も楽しい。
 敵のキャラクター性も含めてご都合展開が多いが、主人公が自身ではあまり無双しないので水戸黄門とかに近い。
 しかし久しぶりに全盛期の青葉りんごを味わいましたがいいもんですなあ・・・実にいい(目を細めながら)

『美少女万華鏡 罪と罰の少女』
 シナリオはなんかよくわかんないキチガイ絵巻なので適当に飛ばした。
 主人公のオナニーが一番気合が入っているのは好感が持てるが逆に逆レヸプシーンなどは心理描写と快楽描写のバランスが前者に偏りすぎてオナニーの邪魔で仕方がない所でパイズリアニメは???
 
『サクラノモリ†ドリーマーズ2』
 一気読みでした。インスマス面になった時にはアカン…ってなったけど、クトゥルフ要素はあくまでエッセンス。
 絵面こそ強烈で、まるでどちらかが夢であるような不思議な語り口に陶酔してしまうが、 結局のところ前作でそうであったように既に彼は救われているのだ。なので心情に訴えてくるような要素はかなり少なくなっているが、『①探偵のオッサン周りの設定の回収を、②仄暗き~のタイムリープ設定を用いることで、③まどかIFをもう一つの真実として確立させることに成功し、④そのすべてをサイコ・サスペンス・ホラーとして面白い読み物にした』とかいう離れ業シナリオに脱帽しました。
 まあ鯖江君は泣いていいぞ。

『ワールド・エレクション』
 ダウナーで小憎らしくて愛くるしい、理不尽な魅力の塊の、クルルというメインヒロインがなかなか良かった。
 が、本命はメロウ。いつもどおりサブキャラの補完が完璧すぎてすごい。というかサブキャラは一人1シーンしか無いからか、やたらとエロシーンの出来が良かった。メロウのエロシーンは俺の大好きな、なし崩しにセックスしながら告白をしやがってそら俺の2つのタマタマも拍手喝采雨あられというわけよ。

『あなたに恋する恋愛ルセット』
 米白粕のエロCGいけますねぇ!!
 主人公の人間性が誠実で大好き。そしてちゃんと自分の裡の好意を把握するのでプレイヤー心情との乖離ストレスが無くて良い。
 平凡すぎる作品ではあるが、平凡さに徹しているところがこの作品の良さ。
 コンテストに出ることになって、ヒロインと愛をはぐくみながら二人三脚で頑張っても結果が出るわけでは無い。
 不思議な安心感と、その結果を許容し、笑顔で受け入れる世界の和やかさが良い。
 鮮やかな洋菓子のような作品の色彩と、水月陵の音楽がまた良い感じにマッチしていて、珍しいベクトルで美しい作品に仕上がっている。(※珍しいと感じて書いたが、よくよく考えてみれば、ななついろ~Flyableあたりのユニゾンシフトのカラーそのものである。レイライン完結まで結構長かったので久しぶりすぎてそう感じてしまったのだろうか。これは少し面白いのでそのまま書き残す)

『アオイロノート』
 ポップでキャッチーなOPや、賑やかな中盤までとは裏腹に、個別はだいぶ毛色が濃かった。
 明るい感じで青春同好会してたのに、急展開からあっけなく死に別れる美空√と唯子√は呆気にとられました。
 青山美空は一人の少女の生き様としては格好いい・粋だとは思うが、・・・主人公に同期して世界を見る者としては悲しさや虚しさの方が大きい。このギャップは恋×シンアイ彼女でもあった。
 唯子√は久しぶりに『超展開』としか言えない物語で憤死するしか無かった。しかしながらエロシーンの出来が良く個人的には高評価。例えば最初のシーンでベッドに移行する所とか。パイズリのテキストも良いし、射精中の台詞回しも感覚的でリアル◎

『領地貴族』
 全回収なんて面倒くさいことに目をつぶればゲームの難易度は低い。良いことである。
 相変わらずこっちの制作ラインはまともなエロシーンが非常に少ないのが困りものだが、サブキャラの修道女で全て許した。
 近年まれに見る素晴らしい聖職者シチュエーション。エロシーン自体のきっかけづくり工作から、シスターの体つき、性格、そしてエロシーンの出来映えから、事後のセリフまで、もう最高であった。
30
『桜花裁き』
 勢いの良さと展開の早さが相まって読みやすいし、シナリオそのものも実に良かった。
 推理パートのシステムも流れが定められているし、トライ&エラー許してくれるからお手軽でとても良かったが、資料になったときにwhen属性の情報が付随してないことが多くて答え合わせにつまる事が多かった。
 本編に比べて個別パートは特に見所が無かった。立ち絵と比べて1枚絵CGの質が低いのも残念。
 あとホイールでオート途切れる所とか、クイックセーブ再開無しとか、新興メーカーだからか意外と気が利かないのもアレ。

『となりに彼女のいる幸せ』
 ひたすらイチャイチャするだけのロープライス作品だが、原画好きには非常に有難いものである。
 やはりねこにゃんの描く巨乳は良い。そして巨乳を活かしたイタズラや誘惑が多いのも実に良い。
 それにしても昔(ほぼ10年前?)と比べると巨乳描くの上手になりましたねえ・・・

『古色迷宮輪舞曲』
 これは、奇書と言うほか無い。
 難解すぎてたぶん物語の半分くらいしか理解できてないけど、それでも圧倒された。
 かなり突き抜けたメタゲーなんで人は選ぶし、攻略無いとマトモに進められる気がしないほど難解なシステムだけど、その描き出される人間感情の紋様の美しさと言ったら言葉にしがたい妖しい輝きがある。
 狂気を繰り返し、摩耗しきっても、なお約束のために抗い続ける。その尊さの狂おしさ! ・・・そして、異常さよ。

『ヘイズマン -THE LOCAL HERO-』
 面白くない部分だけでは無いけど、面白くはなかった。
 ファラちゃんの可愛さは一線級だけど、その他の多くが頭を抱える出来だった。文量的に力を入れている戦闘シーンがつまらない所と、一番リソースを割いているエロシーンで色々と外している所と、なにより主人公の支離滅裂な言動の酷さを特筆すべきか。

『キミに迫るオトメのレッスン』
 ライター買いして正解だった。『エロいことはさせてもらえるんだけど、ヤレないもどかしさ』がメチャクチャエロくて、休日2時間くらいずっとチンポしごきながらやってた。ネックレスとかピアスがちゃんと脱いでも付いてるのも素敵。
 声を大にしてほめたたえたいのは主人公が仮性包茎であること。そして加えて、剥けた後の亀頭から竿に至るまでのカラーグラデーションが完璧なのである。全体的なビジュアルを見ても一見簡素に見えるが、現実虚構のいいとこどりしたような爆乳の張り方垂れ方、乳頭や大陰唇のふくらみ、丁寧なモザ掛けと細かいセンスが光る拙者、感服いたした・・・・。

『純情化憐フリークス!』
 序盤のラブコメチックな恋のさや当てな空気は楽しいのだが、すぐにあっさりと選択肢1つで個別に入り、すんなりと恋人になり、初めてのセックスで特に悩むことも無く…書いててむしゃくしゃしてきた…
 所々のデザインが妖怪モチーフをコミカルに取り入れていて面白い。

『Love Kami -Sweet Stars-』
 何も面白くねえ。取り立ててシナリオが無いのはともかく、イチャラブもさくっとカットされてしまうし、良い所が一つも無・・・・いや、ジュリのエロシーンはナチュラルな和姦早漏シチュとして大いに評価できますね。

『Love Kami -Trouble Goddess-』
 シナリオとして解決する課題があるぶん、読み物としてはもう一個のよりは大分マシだったが、まあ五十歩百歩ですね。

『ノラと皇女と野良猫ハート2』
 徹頭徹尾ユウラシアちゃんの可愛さで埋め尽くされたユウラシアちゃんif幸せすぎたありがとう。
 ノブチナ√はだいぶめんどくさい。しかし泥臭い応酬が1を思い出してなぜか懐かしい。 親父のこと殴りすぎでイマイチ父親の方ではノブチナの気持ちが分からなかったけど、母親と再会するシーンの方でようやくわかった。その違いもまた彼女の成長(自分の感情への素直さの会得)なのだろう。
 またその答えはノラの母親がその生で指し示したもののひとつだ。
 アイリス√は主人公がマダオになってて笑えた。アイリスに合わせて知性が低下したのだろうか。それはさておきアイリスのバカっぽいエロ台詞、大好きだからもっと増えてほしいって5年前くらいから言ってるからエロは結構好み。

『月に寄りそう乙女の作法2』
 主人公の自己愛の強すぎる言動や、吐き気を催すほど邪悪なモノローグ等、挑戦的な部分が多々有り、まあその辺は面白さとウザさで半々と言った所。エストとエスト√でのいせたん&ジャス子が可愛かった。他のヒロインは話の流れだけは面白かった
40
『乙女理論とその後の周辺』
 前作から各ヒロインごとに再プレイしてから通しでやってしまった。やはり朝日ちゃんは天使なんだなあと実感。それにしても母親が偉大にしてお優しきルナ様だから仕方ないとは言え、お前らの息子の性格はもう少しどうにかならなかったのかと余計に頭を抱えた。
 相変わらずエロがおふざけでしか無いのがアレだけど、そもそも西又にまともな絡みCGとか無理だから仕方が無いのかという気もしてきた(今更!?)。
 
『PriministAr』
 やっぱキツいなあ。主人公君が”文化部の王子様☆”だもんなあ、乙女ゲーかよ・・・。ヒロインの盲目的な、過程の無い好意と、それを”処理”するだけの主人公。
 それでも幼なじみ√だけはそれなりに出来が良いのはメーカーの得意技だからか。

『癒しの女神の実験台(モルモット)』
 日常シーンにもバイノーラルボイスが有るのは良いし、BGMの組み合わせも出来てる(ここが昔有ったBVゲーと違う所)んだけど、「今日は疲れたからスピーカーでやろう」という事が出来ないのが大分苦痛だった。
 原画の力量が高く、骨格バランス・肉付き・表情差分全て高水準。テキストも恋仲になるだいぶ前から、2人きりのイチャラブと複数人のラブコメをきちんと仕分けしており、最後まで飽きずに読み進められた。それ故に却ってコンセプトに引っ張られてプレイングストレスが強かったのが残念だった。

『ハーレムゲーム』
 長かった。ただひたすらに長かった。十全のエロテキストのキレは相変わらず素晴らしいけど、ハーレム一本道オンリーってことはそれ5人全員の個別が一本になってるって事じゃんかYO!!って感じでとにかく長かった。
 長ければ当然だれてエロテキストを楽しむ心の余裕が失われて死んだ。
 序盤なんてメチャシコシコだったんだが・・・・・・・

『巨乳ファンタジー3if』
 アテナもウェヌスも良いキャラだった。
 上手で丁寧で周到で都合の良い主人公ageage物語。気楽に気持ちよくなれる。しかしハーレムゲームでも感じたが、主人公がいくらでも射精できる超越的存在だと、ハーレムの面白みは大きく減じられてしまうなあ。
 しかし女神様だけあって絵面の華やかさはシリーズ随一だった。

『円交少女2』
 最後の蛇足が残念でしょうがなかった。
 こんだけエンディングムービーまで演出に含めて用意して台無しにする神経が理解できません。

『MakingLovers』(追記)
 おかえり、SMEE(何)
 よく胸糞特盛りの前作からこれになりましたね・・・

――――――――――
おまけ:同人ゲー
『ホントは一途で嫉妬深い無気力系ギャルと援交性活』
 本編も良いが、おまけのフリーモードが神ゲー。
 理想のイチャラブとは、何気ない1日だ。
 やっぱエロゲーの肝はテキストよ。絵とは華だ、看板だ……しかし我らは血肉を喰らい、啜る事を求めているのだ。かのニーチェも、”その人がその血をもって書かれたもののみを愛する”と言った。
 よいテキストからは血肉の味がする。何ら虚飾の無い、浅薄な理想の味が!!

2016年総括

PSO2おもしれー(挨拶)

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 新しい子は長身スレンダー黒髪ロングサイボーグサムライでした。5年前に240時間遊んだところまで、60時間弱しか掛からなくて草。諸々親切になりすぎてるので、初期にぶん投げた俺みたいな人はびっくりするでしょうね。PS4でやってるからば横でエロゲも流せるぜ。b

 さて、今年も過ぎればあっという間でしたが、今年のゲーム界は『PS4の最盛期の始まり』と言った感じでした。DIVISION、ダクソ3、オーバーウォッチ、TOB、P5、TF2、そしてFFXV。この世代のゲームラインナップが円熟してきたなと感じています。なおスターオーシャンは今回もダメだった模様・・・テイルズペルソナFFがこんなに頑張ってるから余計にクソさが際立ちますね・・・。SO3リマスターしか無いね^^
 そしてエロゲはどうだったかと言えば、エロゲも当たり年でした。特筆すべきはこの2作品。

『グリモ☆ラヴ ~放課後のウイッチ~』

・とにかく『オカルト』の描き方が素晴らしい。人知人理を超越した存在をコミカルに、時にはぞっとするほどグロテスクに描く。
・エロが豊富。かといってワンパターンでは無いし、エロゲの定番に甘えたようなものも少なく、むしろ挑戦的
・透明人間とセックスしたり、地縛霊とセックスしたりもする。すげえぜこの主人公。おまえが今年のナンバーワンだ。

『Re:LieF~親愛なるあなたへ』

・ことしのベスト純愛泣きゲー。いやこれね、しかもね、SFなんすよ。もうね、ずるいよね。
・FF15のスタンドバイミーもずるいけど、これのデイジーベルもずるいよ。

 ・・・方向性が真逆すぎる。のはさておき、これ以外にも良作~佳作がとても多かったです。先に書いたようにPS4ゲーでも素晴らしい大作が次々と出てしまい、プレイ本数自体では例年より少ない(35本程度)年になりましたが、エロゲをしていて楽しかった1年でした。12月もまた良い作品が出ておりますので、年を越してからゆっくりと楽しみたいと思います。

 それでは来年も良いエロゲとの出会いがあることを祈念いたしまして、年末年始のご挨拶とさせていただきます。



↓2016年プレイ済みエロゲ全感想等↓

『アンラッキーリバース』
 なぜメインのエリス√だけあんなにも酷いシナリオなのか・・・。
 元の世界で2人で暮らすオチは異世界召喚モノで絶対やっちゃいけないことだろ。
 エリスが一番好きなだけにあのオチは残念だった。他のヒロインのシナリオは普通に平和なのになあ。
 逆にそれ以外は良いところだらけ。サブキャラへの保管も流石のポテンシャル。

『見上げてごらん、夜空の星を』
 非の打ち所がない傑作。序盤のお風呂イベントとか、ああいうシーンを作れるのは良いセンスだね。
 エロCGの構図も良いし、パイズリも亀頭が露出していない。素晴らしい。
 シナリオも「よくある幼なじみだから最初からラブラブ!」ではなく幼なじみだからこその難しさや絆等を、視点と歴史を縦横し多角的に丁寧に描写している。

『妻みぐい3』
 普通のネトリネトラレと違って「このクソアマさっさと破滅しろ」ってメインヒロインに対して思えるのは斬新でした。
 そっちの女はどうでもよく、もう一方の未亡人ヒロインに作品の魅力が凝縮されていた。
 黒田晶見の絵は特に女性のお腹周りの肉づきの描き方がとてつもなくリアルで、
 サテン生地のようなつややかなイブニングドレスに包まれた熟れた肉体のエロス!! パワーに満ちています。感服。
 エロの量だけでなくシチュエーションの作り方が丁寧で、とても興奮しました。
 テキストも男女ともに性的快感だけでなく多様な興奮まで描けており、非常に実用性に優れてました。
 分岐がくっそめんどくさく分かりづらいので、回収は攻略を見ました。そこが唯一の微妙な点。

『はにかみCLOVER』
 設定自体はすごく良いんだけど、残念ながらそこまで。
 中盤から、すたじお緑茶特有の悪癖と化したgdgdヘタレ一人相撲が始まりそこでもうシナリオが死ぬ。
 その上淫魔もののくせに、誘惑とかエロ事前の台詞回しや雰囲気作りが下手だしドライすぎる。だからエロも死ぬ。
 しかし先輩√だけで『南十字星恋歌』よりは多少マシだとも言える。まああんな酷い作品はそうそう作って欲しくないけど。

『アンゲネーム・プラッツ』
 平和で悪くないけど、今ひとつ刺激が足りない。ここのブランドの作品は続けてそんな感じ。
 エロをもう少し生々しくしてみると、多分エロゲとして引き締まるしギャップから独自性も生まれるとは思う(ただの好み)。
 付き合う前のラブイチャあたりは光るものがあるし、主人公君の恋愛への姿勢も真摯で好感が持てるのだが。

『ノラと皇女と野良猫ハート』
 勢いとかパロディでは無くシュールさや言葉選びのセンスで笑わせにくる。エロゲライターで言うと日野亘とか衣笠彰梧とかみたいな感じに近い。
 シナリオプロットもテキストもエフェクトもエンジンも、テンポが非常に良い。台詞回しは独特だけど、声優の演技で逆に魅力的なものにしている。主人公の差分が一番多かったり、他の作品では見ることが出来無い魅力が多く詰まっている傑作。

『甘えかたは彼女なりに』
 キャラは良いんだけど、見せる場面が無く、魅力を引き出せないまま恋愛までいってしまうのがダメダメ。
 エロシーンにだっていくらでもケチは付けられるけど、これはそれ以前の問題。
 いくら原画に良いの使ったって、全てはテキストありきよ。
 その辺はまあどうでもいいけど、そんなことより、きのこのみが2人分の名義だって事を始めて知りました。

『グリモ☆ラヴ』
 とんでもない神ゲー。だってお前、透明人間と楽しくエッチしちゃうんだぜ。メジェド様が回し蹴りで助けてくれるんだぜ。
 徹頭徹尾、その辺↑↓の凡百のエロゲーとは一線を画す内容。つまり濃い。濃いがテキストは簡素でテンポが良い。
 そのあたり、シナリオライティングの基礎が理解できている証拠だと思う。
 日常の掛け有い、とんでもなく個性的だが憎めないキャラクター達、オカルト故の理不尽さ、豊富で多彩なエロ。
 今年を代表する作品であると断言する!!

『リプキス』
 原点回帰したかのようなクソゲー。
 エロは強制外出し多数、パイズリCGでチンコを口に含んでないのにちゅぱ音が鳴る、等等バグまがいの仕様満載。
 主人公も自分で自分のことをイケメンと思ってる痛くて寒いナルシストだし、それ以上に妹がウザすぎて不快。
 前作よりはまともになったけど、酷い出来だね。

『オモカゲ』
 ミドルプライスにしては塗りの質が良いのはあかべぇらしい。体験版やってエロが合うなら薦められる。
 俺は微塵もエロさを感じなかったし、キャラクターも古臭く、
 セリフ回しも声優に読ませることを考えてない作りで、非常にけったいな出来だと思いました。

『ナツウソ -Ahead of the reminiscence-』
 シナリオもテキストも悪くは無いんだけどプロットが良くない。
 そのせいで主人公の心情がよく解らないという、致命的な欠落を抱えたまま物語が進む。
 『可愛いし良い子だし、俺に惚れてるの分かるけど、俺はコイツのこと好きなのか解らないんだよね~(←は?死ね』と言ってた主人公君がいざ付き合いだしたらルンルンしてるし俺はこの主人公が解らんわ~www

『ワガママハイスペック』
 主人公君は最後まで難聴で偽善者で女の子に欲情しない、ラノベ主人公のテンプレみたいな奴でしたね・・・。
 その所為かイマイチのめり込めなかった。女の子が体預けてきたならその重さとか薫りとかもっと描写するんだよホラ。

『PURELY×C∧TION』
 名前に恥じず、ヒロインが確かにものすごいピュア。コンセプト通りに作ってある良作。
 判子絵師に不安があったが、このシリーズは個別にすぐ入って他のキャラ全然出ないから問題ないんですね・・・。

『なまラブ』
 なにが『ナマ』なの??? 制作陣が生煮えのものでも食って頭がバカになってたの??? 
 生々しさの欠片も無いファンタジックなセックス、生挿入の表現が出来ないテキストに、
 ムードをいちいちぶち壊すチープなBGMといい、間に合わせの塊みたいな作品。
 2000年代初頭のエロゲの主人公っぽい放蕩野郎は嫌いじゃ無いんだが、ライターにエロを書く力量がなさすぎた。

『あなたをオトコにしてあげる!』
 短くまとまっているが、イベントごとにキャラクターの魅力を引き出せてる。
 Syrohもちりも原画やる前からずっと注目してたクリエイターで、そういう人が良作に携わるのはとても嬉しく、ありがたいことだ。
 前作のあのひどすぎるシナリオ選択が改善されたのも評価したい。

『ウィザーズコンプレックス』
 ライターでクソゲー覚悟してたけどやっぱり微妙だった。
 家事万能運動神経優秀イケメンとかいうクソシナリオの権化のような主人公。
 主人公の感情や欲望の描写を一切してこないで、告白されたら「お前が俺のこと好きになる前から、俺はお前が好きだったぜ」みたいなこと言われても読者は『ハァ??』となってしまうわ。読み手に甘えるなクソライター。
  ほのか√だけはかろうじてキャラクター萌えだけでなんとかなっているが、他はひどい。

『この恋、青春により。』
 シナリオを含めて個々の素材は良いけど、15年前のPSギャルゲみたいな選択画面の分かりづらさと言ったら無い。
 同時攻略とかも出来ないし、既読かどうか見分けが付かないから同じシナリオを頻繁に読まされるし。
 でもそんなことが些末な事に感じるくらい、メインシナリオとエンディングでの演出は良く出来ていました。

『お隣の黒人夫に抱かれて啼き悶える最愛の妻。その引き換えに味わう黒人妻の肌。』
 とても丁寧な作りだった。特に男性側の欲望の描写がちゃんと描かれているのは萌えゲーにも見習って欲しい点。
 どう転んでも背徳と劣情の深みに嵌まるしかないというのは、救いが無いようで教義的でもある。

『サクラノモリドリーマーズ』
 さすが呉だ。・・・喪われるときはいつだって理不尽だけど、生きうる限り人は救われうる。
 復讐劇を終えてからの後半、未来と希望だけを描いたのがもうほんとにセンスしか感じない。
 エロゲだからこその構成。お見事。

『ナツイロココロログ』
 妹√だけが桁外れに良い。つーか泣いちゃったよ俺。
 だってあの鈴の音しながら妹の心の傷に触れるのずるいよ、”ああ、この茨は、そもこの健気な妹を幼いころから少しずつ、しかしたくさんの傷をつけてきた、過去と思い出そのものなんだ”ってわかっちゃうそんなのずるいぜ大将。
 精神直結(ダイブ)はこういう電脳とかまで進んだくらいのSFエロゲでは醍醐味の1つだな。
 異能系でもちょいちょいあるけど、俺はそういった”高次元の絆”という感じのモチーフは大好き。
 ヒロインごとに個別ライターなのでシナリオの質の差があり、他はゴミみたいなもん。
 共通はエウ君の可愛さでなんとかなっているが。

『オトメ*ドメイン』
 湊君可愛いすぎて音声はオフでやっていました。俺は男の娘<<<<<女装男子派です(キリッ
 それはさておき、シナリオ的に見所があるのはひなたちゃんくらいですが、
 全体を通して騒がしくも和やかな良質な会話シーンが多く、気楽に楽しめました。

『アリスティア・リメイン』
 世界線そうきたかーまじかーちょっと嬉しかったなーという前作ファンの感想。
 とにかく主人公が格好いい。ただ、だからこそ、エクストラに個別を分けてしまったのは正直いただけない。
 そりゃあメインヒロインと喪われたヒロインと、それぞれの絆があって成立するシナリオだから、
 そこに注力したかったのは分かるが、コイツならハーレムでも問題ねえだろ。

『フローラル・フローラブ』
 個人的に好みなのはこはね√。前作のヒカリ√を彷彿とさせるような、障害の克服を描いたシナリオに感動した。
 トラウマをね、温かく見守りながら丁寧に克服させて、一緒に乗り越えていく。その姿には、一種の神聖さすら宿って見えるよ。
 また、他のシナリオでの、救われたからこそ救わねばならぬという主人公の熱い衝動的な行動もイイです。
 ――全てを喪って、しかしそれは何も得られなくなるというわけでは無く。受け継いだものや、守りたいと思ったものが、確かに今ここにあるのだ。
 やっぱりラノベ的ヘタレ主人公君頑張って!より、こういう熱い主人公が考えて間違ってそれでも前に進んで行く感じが好きだなあ。
 最後に明かされる設定も素晴らしく美しい。 一方で各ヒロインの√でのその設定の扱い方(隠し方)も徹底していて、最後まで楽しめた。

『千恋*万花』
 キャラの魅力、シナリオのテンポ、プロット、どれも上々でまた一歩成長した感がある。
 個人的には、序盤の、主人公が祖父に頭を下げて再び剣を習い始める辺りで『あ、良作だ』と解ったが、その通りとなった。
 ヒロインズの初期好感度も低く、好意の高まるところの描き方も丁寧。
 相変わらずエロシーンが無難で詰まらないのが唯一の欠点。全てで処女童貞同時膣イキとかいう神話体型。

『見上げてごらん、夜空の星を FINE DAYS』
 FDではあるが、元の完成度が高すぎて基本的には蛇足。特に何も発展ないし。
 本編が秀逸なプロットな分、FDががっかりなのがお家芸になってきたな・・・。

『キミトユメミシ』
 適度な長さにまとめられた家族の絆系シナリオに、個性的なキャラ群の愉快な掛け合い。
 正しく良作。道中の奇抜なエロシーンも、キャラクターの内面的セックスアピールに一役買っている。
 ワシも夢の中で犬になってお互いぺろぺろしたいんじゃ~。

『ハナヒメ*アブソリュート!』
 控えめに言って生徒会√以外あり得ない(笑)
 女の子達の魅力が乏しい割に、男キャラがイケメンばかりで、あぁ^~ホモになるぅ^~
 体験版のクラッシュするバグをちゃんと修正して普通に遊べたのは良かった。
 しかしながらエロシーンの残念さが凄まじい。バックしか無いヒロインとかいるし・・・

『カノジョ*ステップ』
 もはやただの”雑”な作品でしかない。主人公も周りもフツーのつまらん奴ばっかだし。
 エロが凡庸なのは昔っからなんで期待してないけど。
 もっともピュアコネがはっきり言って主人公もヒロインも不快すぎる人間群で構成されていた事を思い返せば、まあマシなのかもしれないが。
 明日香√なんかは、きっと、友達関係から気がついたら好きになっていて~的なシナリオを書きたかったんだろうけど、まず男女の友情的な所への導入がヘタクソすぎて終。
 唯一の価値は久遠√。これだけやたらとシナリオもテキストも良い出来でした。
 このシナリオだけでゲームの評価がクソゲーと呼べなくなるくらいに変わるというか他のシナリオが酷いというか、
 ここだけなぜか『かつての栄光時代のSMEE』というかなんというか・・・。

『千の刃濤、桃花染の皇姫』
 凄く良い出来で2日でコンプしてしまった。カノジョステップに掛かった2週間返せ(理不尽)
 とにかく美しい。大手メーカー渾身の演出の数々に装飾され、奇跡が美しく顕現する。
 物語において奇跡そのものを陳腐だという人がいるが、むしろ物語においてしか奇跡は存在し得ぬ。
 一方でこんなに凄いシナリオ書いてエロがアンアン言ってるだけなのは爆笑してしまった。情緒もクソも無い。
 あ、これ学園の必要ある? って言う問いはもう正しく愚問だから。おれもよくわからんし・・・

『Re:LieF』
 AIとVR、絆と優しさ。丁寧で、高潔で、静かな、美しい作品。
 主題的には『おれつば』が近いか。ギミック的には『ストロベリーフィールズ』か。
 背景も含めて演出も一枚絵も最高。やめてくれアルファその歌は俺が泣く。
 いやあ今年はエロゲの当たり年ですぞ!と俺は叫んだ。

『アマツツミ』
 御影のシナリオで始めて肯定的な評価が自分の中で上回った作品かもしれん。
 ベストシーンはおまんこふきふき。シナリオの山場からオチはどれもふーんって感じで見所なかったけど、
 起承転結の文量のバランスがほんとにパープルかよって叫びたくなる位まともで、ダラけず読み終えられた。
 シナリオと呼べるものは特になくて、キャラクターの魅力だけを味わうこの感じは、
 なんか昔のパープルっぽくてぼかァ好きですね。導入からの流れが丁寧なのがでその点に注力して楽しめる。

『スキとスキとでサンカク恋愛』
 ぜんっぜん毒が足らないからほんとにASAProかよって思ったけど、純愛ゲーとして良ゲーだった。
 エロがそれなりによくできてるのが○ ラブホテルでエッチするのは人として当たり前なんだからもっと増えろ。

『ユニオリズム・カルテット A3-DAYS』
 FDだが後日談で有り後日談では無い、あまり見ない方式の作品。
 しかしそれが功を奏しており、FD特有のマンネリ感が無く純粋にエロといちゃいちゃを楽しめる作品になった。
 本編の主人公つえー成分が殆ど無いのは寂しいが、嫁のシルヴェリアが可愛かったので良し!(投

『瑠璃の檻《ルリ・ノ・イエ》-DOMINATION GAME-』
 ガッチガチのクトゥルフエロゲー。まあそれなりに面白かった。
 基本的な部分として、神様の夢見の中の暇つぶしっていうスタンスを貫くのは良いことだと思う。
 ただグロはいいけどグロエロは必要なのかなあこれ。少ない普通のエロシーンが結構良いだけにもったいない感ある。

2015年のいろいろ総括。

○2015年エロゲとか総括○
 FO4おもしれー!さて年末となりましたが、ジョヤ的な鐘はもう聞き飽きたので今年の『ゆく年くる年は』大幅な視聴率の低下が見込まれる中皆さまいかがして年末を迎えておられるでしょうか。
 今年は私が散々乏して来たアストロノーツ(旧KAGUYA)が、素晴らしいテキストの作品を作ってくれました。一方で期待していたSMEEや復活したchien、C∧TIONシリーズの新作は惨憺たる出来の作品でした。これがあるからエロゲは楽しい、なんてちょっぴり感じてしまうのですが、それはいけません。美味しいと評判の店に行ってマズいモノ喰わされて喜ぶなんて歪んでますよね。変態です。いやまあ変態で無い人がどうしてこんなご趣味をお持ちなのでしょうか、云々。
 もちろん順調にクオリティをよくしていっているメーカーも多いです。特にゆずソフトは、作品が出るたびにテキストがまともになっていっており、特に今作は始めてゆずソフトの作品にイチャラブという概念が実装された記念すべき年であります。そして前作が酷い出来だったキャラメルBOXやone-upが今まで通りの路線の作品に戻ったのも嬉しい所です。
 総括に入りますが、今年の自分と作品を繋ぐテーマは『優しい世界』だったように思います。↓で今年の傑作に選んだ作品の>『塔の下のエクセルキトゥス』・『リズベルルの魔』は両方とも世界が慈愛に満ちていて、自分はそこに惹かれたのだと、1年とその間に触れた作品を思い返して結論を出しました。
 尤も、現実社会の中で他人に優しくする必要は無いと私は考えております。しかしながら、優しくしたい自分を損得勘定から抑えなければならないのは辛いものがありますし、それ以上に、自分の激情が自分の優しさを裏切り、傷つけることは容易であり、とても悲しいものであります。だからこそ自分の優しさを守るために、自分の中に『優しい世界』を持ち続けることが肝要なのであります。なるめあおねえちゃんといっしょにおねんねー。
 最後になりましたが本年も皆様には大変お世話になり、またご迷惑をおかけいたしました。
 来年も皆様とその心の優しさに、幸多からんことをお祈り申し上げまして、年末のご挨拶とさせていただきます。

○2015年 傑作3選○(一応お気に入り度順)
『塔の下のエクセルキトゥス』
 文句なしに今年の1位。カードゲームデザインは凡庸だが、とにかく会話とシナリオが秀逸
 キャラクターそれぞれの人の良さが滲み出てる、読んでいてほっこりする、ほんとに優しい世界
 一本道ハーレムシナリオだが、むやみに乱交に走らせず、一人一人をしっかりと愛する点も花丸です。
 普段からガツガツせずしかし据え膳から逃げない主人公というのは良いね。
 (巷にあふれる聾唖無感動ラノベ系主人公に爪の垢を煎じて飲ませたい。

『リズベルルの魔(全7章・同人)』
 異世界召喚ものの王道というべき作品。新しい世界とそこの人々を愛し、守り、生きていく。
 背景にクトゥルフ的な設定を見え隠れさせることでの緊張感の作り方もステキ。
 ギャルゲーというよりは、かなりジャンプ寄りの、しかし大人(になって失いがちなものを取り戻す)のヒーローもの。

『もんむす・くえすと! ぱらどっくすRPG前章(同人)』
 女の子モンスターにいじめてもらうのお願いするのって最高に惨め。
 つまるところ前三部作でのおねだりコマンドがさらに先鋭化したつくりとなった。シナリオも勿論面白い。
 ただツクール系なのでオカズに使おうとした時の便利さがかなり減じてしまったのが痛い。
 それ以上に続編はすごい先になりそうなのが痛い・・・・・。


○今年のホットギャル○(ギャル?
 今年は特にこれという子がいませんでした。
 多分シコリティポインヨ(実績ベース)なら↓の理々奈ちゃんがトップなんだろうけども。そういうアレではない。
 (イリュが相変わらずろくなものを作らないせいで、JS3とJG2に未だにお世話になっているのだ!おのれ!)
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 ・・・・ああ、いや、そういえばかわいい子がいたよ。
 ダイナマイトなワガママボディだけど、案外撃たれ弱いところが可愛いやつでさ。
 そういう意味では↑の理々奈ちゃんにそっくりかもな。

























 今は、もう、殺された。
 だから二度と俺たちがあのワガママなカラダを拝む日は来ないのさ・・・。

 ああ、神よ・・・。




























 ああ・・・・




























 ああ――!!


























――嗚呼、偵パンが往く・・・・・・












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望まれることなく、WarGamingから
捨てられし彼等を動かすもの。




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――それは、関取の意志を持つ者の意地に他ならない。








○閑話休題○
 なんだこれ

○以下、毎度お馴染み2015年に遊んだ全エロゲ所感○

『ハーヴェストオーバーレイ・リコネクション』(1)
 追加ディスクによって良ゲーから準・神ゲーぐらいまで良くなった。そうだよ持子が救われないでだれが救われるんだよこの世界。かくして俺の不満は見事解消された。しかもそれがまたSFとしても良シナリオだし、もう一人の追加ヒロインもSモードがエロくて良かった。ハーヴェストオーバーレイの持子以外のヒロインは、なんだかんだで社会の中で幸せに生きていけるでしょというくらい恵まれた人間たちだけど、持子はそうではないのがね。やっぱあの本編やって心残りだったからね。

『春風センセーション!』
 近年は年の近いメイドヒロインって学園ものだとがっくり見なくなったけど、やっぱいいなあ。
 幼馴染みでメイド。抑えた恋心と忘れられた約束・・・なかなかロマンティックな主題。ちゃんとプロ意識があるのも◎

『ヒマワリと恋の記憶』
 これは・・・うむ・・・人間の愛への祝福に満ちている!
 人間にとって愛が確信的である一方で、天使に人間の愛が直感的に理解できていないところがまた深いなあ。
 愛の本来性が確信的な事すら忘れるほどに人は愚かしいが、愚かしさ無しに盲目的確信は生まれ無いのだ。
 そう・・・良いとか悪いとかでは無いのだ。ただ祝福したくなるものなのだ。あるいは祝福そのものなのだ。ああ、そうなのだ。詩人ポキール・・・愛は光だね。何も怖いものなど無いんだ。愛はただ照らす、実直に愚直、誠実に真摯。
 どこかに影ができることを、恐れる光などないじゃないか。

『俺の弟がこんなにk(ry』
 最高の原画家を持ってきたが、うーんこの。グラフィックもテキストも悪くないのだが、UIがオワコン。
 ウィンドウを透過させると文字が読めない。つまりオカズに使えないと言うことではないですか!!!

『螺旋遡行のディストピア』
 主人公が可愛そうなくらい無能で、しかも選択によってさんざんに貶されたりもしてワロタ。
 オカズとしては蘭先生がらみが和姦と同じくらい実用性有った。
 はっきりと不満なのはしょっぱい解像度と、あまりに多すぎる選択肢くらい。

『ラウテスアルタクス』
 平和だった。茶番を見せられるよりこういうエロゲの方がマシ。ただもう少し個別に力を入れて欲しかった。
 着衣エッチの豊富さには素直に拍手を送りたい。

『ハルキス』
 17歳の高校生が、アラフォーの2回くらい人生ドロップしかけたくたびれたオッサンみたいな女とのつきあい(notレンアイ)を見せてくれるのでなかなか笑える。
 主人公の自分語りとか、料理と筋トレが好きな細マッチョとか、なんかこじらせたオッサンみたい。俺も学生時代こうだったらモテモテだったのに!みたいな安直な感じから、ライターの人間性の悲哀が感じ取れる。まあこのシリーズだいたいいつもこうなんだけど。
 だいたいどいつもこいつも何を過ぎたことでグチグチとやっとるんじゃ。やりたいようにやりゃあいいだろ!って怒鳴りつけたくなる。しかしカズオとしては使えるから個人的に評価は高い。シナリオなんて抜けるエロシーンの前では無力よ。
 今までの戯画のこのシリーズの中で一番しょーもないシナリオだったけど、ようやく強制外出しから解放された点は評価したい。あと早漏シチュがあったからこれからお世話になります。

『時計仕掛けのレイライン-朝霧に散る花-』
 実はかなり救いようが無いし、歴史の繰り返しから逃れられているわけじゃないんだよなあ、と思う。
 ・・・全てはアンデルちゃんに性教育が足りなかったから!!性教育が足りなかったからなんです!!!
 リトアナザーとうしおアフターの出来が非常に良いので個人的な評価は高い。

『デーモンバスターズ』
 伊藤ライフは大好きなんだけど、MOONSTONEcherryの作品はやっぱりダメだな。
 チンコが膣内で再起動しちゃうのとか、まあ他にも色々あるけど正直萎える展開ばっかでホントごめんなさいって感じでした。

『契約彼女』(10)
 ちょっと人様のレビュー見て興味がわいたのでやってみたが、正直微妙すぎた。
 ミドルプライスでヒロイン1人というコンセプトは大歓迎なのだが、仮にも恋愛指導役としてやってくる女の子が、
 アホ毛みたいなの立ってる時点でもう・・・・ね。まだWLOのほうが・・いやどっちもどっちか。

『学園舞闘のフォークロア』
 共通でのエロシーンの存在や、主人公が完全培養で育ってきて感性が常人と違いすぎる点などがネック。
 正直まったく楽しめなかった。台詞回しを含めた全体的な文章のレベルが低い。
 15年くらい前のラノベみたいなダサすぎるカタカナのセンスも酷い。

『さくらシンクロニシティ』
 SFなんだかファンタジーなんだか伝奇なんだかよく解らないいつもの感じ。これだよこれ。
 相変わらず設定の見せ方が格好いい。余計な演出じゃなくテキストだけで魅せてくれる。
 しかしホワイトソフトは毎回絶妙に微妙な原画を拾ってくるよなあ。おかげでテキストに集中できる(何

『夏の色のノスタルジア』
 丁寧で叙情的ないつもの呉。
 静かだからこそ、人と時の温かみが在る。
 喪失も決別も恐怖も、振り返れば通り過ぎた電柱のように、背表紙にお行儀良く並んでいるけども。
 夏のまぶしい日差しは、確かに、――永遠の中に在ったのだ。


『あま恋シロップス』
 初から特に理由も無く好感度マックス、共通ルート序盤で既に恥じらい無くオーラルセックス。
 セックスすれば始めて同士でも一緒に絶頂。これでもかというくらい萎えるツボを心得ている。
 原画もライターも物理的にも精神的にも男女の絡みが描けて無くて、エロメインの作品(だと思う)なのにエロがダメ。
 エロシーンを増やすことがエロではない。エロシーンがエロくなるような環境を整えることがエロに力を入れると言うこと。
 萌えエロは量産されていく中でかの本質を喪失し、エロゲのジャンルの中でも格段に浅はかな作品が山のように積み上げられ続けている。・・・この作品のように。

『サノバウィッチ』
 ゆずソフトは良い流れ来てるなあ。だんだん男女の絡ませかたが上手になってきた。
 前作から徴候はあったが、コミュニケーションの中でキャラの魅力が引き出せている。
 あとはエロが良くなれば死角らしい死角は無くなるのだが・・・。まだそこは凡作なので次回に期待。

『美少女万華鏡 - 神が造りたもうた少女たち』
 爆乳の造形とその揺れ方がリアル指向でたまらん。
 エロゲでよくある垂れて無いでかい乳なんて、風船なんだよ!! 風船もらって喜ぶのはお子ちゃまだけだぜベイベー!!
 絵は良いけどエロテキストはダメダメだった。エロゲでよく見る、子供が夢見るエッチって感じ。
 まあこのシリーズずっとそうなんだけどさ。

『ろーらいず!!!』
 前作と違い、甘えマゾ成分が無くなってしまったので、ロリコンでマザコンの俺は少し悲しかった。
 ただ乃々の後ろからのフェラCGは非常に背徳的(ロリの小ささがとても強調される)で素晴らしかった。
 それと真ルートのシナリオが良い出来なのも嬉しかった。

『花咲ワークスプリング!』
 『亡霊』を『祈り』で祓う玖音√、軽度障害キャラのヒカリ√はシナリオも考えられていて良かった。
 祈と若葉ちんもシナリオこそ特筆する点は無いが、付き合うまでの流れが凄く素敵だった。
 どのルートもそうなんだけど、『主人公がヒロインのことを好きになる』という、当たり前のことから逃げてない。
 このくらいのレベルのテキストが、萌えゲーなら到達して欲しい水準なんだけど、さすがに高望みかなあ・・・。

『鯨神のティアスティラ』
 あの・・・せっかく、全くの新天地に来たのに幼なじみと妹が居るって、もう設定が病気だと思うんですけど・・・。
 新天地もののワクワクくる感じが皆無なのはつらい。非常に珍しくシナリオっぽいものがあったのは確かなんだけど。

『ドM男探偵がイク3』(20)
 和姦してんじゃねーよありがとうやっぱ愛だよ愛。
 このシリーズふたなり長身メインヒロイン以外興味ないんだけど、それでもそれだけで買う価値がある。
 開幕のセックスで俺泣いちゃいそうだったよ。

『逆催眠 思い切り僕を愛して虐めて可愛がって』
 エロシーンよりもエロ始まるまでの方が抜ける。巨乳人妻ツボなんだけどCGの構図がイマイチだった。
 でも主人公の反応がとても敏感で素晴らしいテキスト。
 ドM探偵君もそうなんだけど、欲望に忠実なんだけども快楽にたいして素直なのがとても良い。

『サムライホルモン』
 エロは悪くないけどシーン数の割にワンパターンワンパターンアンドワンパターン。
 シナリオは道中が読みたくなくなるほど文章がしつこかったけどオチは悪くなかった。
 終わりよければ全て良し。

『神のラプソディ』
 人外系のヒロインが魅力的にデザインの娘が多くてとても良かった。
 ルニたん可愛いよルニたん・・・やはり触手の生えている女の子は尊い。
 エロシーンはコリドーラ先生が好き。裸が美しすぎる。
 ゲームもかなり楽しめたけど草刈りはまだしも双雷門は許されない・・・。

『プラマイウォーズ』
 スラップスティックとしてもラブコメとしても巴√以外は凡庸な出来だが、エロシチュ・エロテキストが非常に優れていた。
 特に膣内射精回りの、台詞回しだけにとどまらない秀逸なシチュエーション作り!!
 それも全て”学生だし膣内射精なんて当然NG”っていう当たり前の倫理観があってこそ。
 特にメイとミノリは、シチュエーションにキャラクターの性格が良く生きていた。

『クロノクロック』
 クロノクロォック!(良い発音) シナリオはそんなに長くないのに後半ダレるという奇跡的なテキストだった。
 特にトゥルーは丸々蛇足でしかなく苦痛でしか無かった。どうせシナリオは碌なもの作れないって分かってるんだから、
 初期ヒロイン4人に絞ってもう少しイチャコラだのエロシーンの回数を増やして欲しかった。2×6はちょっとなあ・・・。

『PRETTY×C∧TION2』
 いよいよ、ものすごい平凡なゲームになりました。リアルさを出そうとしてるのに相変わらずナマ中しかしねーし・・・。
 絵以外は男性器呼称と名前呼びの変更が出来るくらいしか見所が無い作品。

『フラテルニテ』
 どうしてもユーフォリアと比べちゃう。女の方の欲望に沿ってるのが楽しめなかった。
 虐待は結構良かったけど回想だし・・・。もっとこう人身売買スナッフムービーみてえな絶望か、
 ユーフォリアのガラス板挟みみたいな笑える奴を期待してたんだが。ヤクキメてるけどそういう方向性もないし。
 だからかいじめっ子3人の唯一のエロシーンのヤクキメられた当たりの描写は結構ぐっときましたね。
 それにしてもコンプした後のタイトル画面えぐすぎでしょ。怖くて起動できないよこれw

『ALIA’s CARNIVAL! Flowering Sky』
 エロ追加のFDと考えれば、原画的には価値があるよなあ?(シナリオをスキップしながら)
 構図も良いものが多くて嬉しかった。
 ところで桜子先生・・・・。また大敗北ですね・・・・。いい加減Hカップに甘えさせて下さいよう・・・・。

『ピュア×コネクト』
 共通はいつも通り面白く、空以外のヒロインはキャラも良いのだが、どれもシナリオが薄い。
 それ以上に空やフィリップといった胸クソキャラや、主人公のビッチに対する頭の悪い発言が非常に不快だった。
 その上、主人公が人間として自立心も生活能力も高すぎの完璧人間で、ヒロインの良さがイマイチ伝わってこない。
 SMEEのゲームをやってるというよりは、なんだかAsaProのゲームをやってるみたいだった。
 ここまで神ゲー連発してたSMEEもお陀仏か? ・・・勘弁してくれよ。

『円交少女』(30)
 期待通り絵以外微妙だった。ただ野球部にもう一回ごほうび上げるところだけは良かった。
 生中簡単に許しちゃうのはNGだけど、値段的にシーン数が少ないから仕方ないのかなあ。
 オチが最近どっかで見たなこれ・・・と思ったら”フラテルニテ”だった(笑)

『迷える2人とセカイのすべて LOVE HEAVEN 300%』
 エロのみの作品なのにエロが微妙だった。まあ勉強が足りないね。
 大事なのは針を振り切らす事では無く、揺らすこと。
 エロを考える上でスタンダードな『背徳感』について考察したりすれば、すぐ学べると思うんだけどなあ。

『ソレヨリノ前奏詩』
 乾いた笑いしか出てこない。物語のためにキャラクターがある作品はやっぱり好きになれない。
 キャラクターに無理があれば尚更。つまるところエヴァと使徒がATフィールドを超えてケッコンカッコカリしたお話だけど、
まあ設定も展開も電波だわなあ…。
 どれだけ表現を頑張ろうとしても。表現しようとするものが貧困であればその意義が尽く薄くなる。
 とにかくもエロシーンだけでも別の人に書いてもらえないものかねえ。素材がもったいないヨ。
 いや頑張って書いてるのは伝わるけどさ、要約して『オマンコキモチイイイクイク』しかないテキストって、
声優にアドリブで喘がせてるのと何も違いがねえんだよ。

『LOVEREC.』
 君のオナニーが俺の欲望と君の欲望を結びつける。
 やはり複数から1を選ばねばならぬエロゲにおいて、プレイヤーの代替たる主人公君が、
攻略しようとするヒロインをオカズにするシーンは感情移入を導く手法として優秀だ。
 セックスが残念だったので良作止まり。なぜ日常の絡みのノリをエロシーンに持ってこられないのか。
 通常の会話の方がエロシーンよりずっとエロイのが悩ましい。

『姉とプリンセスは嫌われたくない。 ~俺のラブコメ18禁フラグ、またしても管理できず~』
 すがすがしいまでのクズ主人公。
 人間のクズではなく、ただのクズ、道端のゴミ、生きながらにして死んでいるも同然の小市民。
 知能というかしゃべり方というか、ガイジのそれなんだよなあ。
 ・・・あー、だから姉達にこんな可愛がられてるのかな?だとしたら結構エグい設定だな。

『お嬢様と秘密の乙女』
 作品以降エロゲでテンプレ設定の1つとなった女装学院潜入ものなんだけど、
 未だに『女の子と思って告白したら実はそいつも女装男子だった』みたいなのが無いのはおかしい。
 お願いだから俺のためにお願いします!・・・なに?5年前の脳内彼女にでもお願いしろって?
 あ、この作品は酷い出来でした。
 というか最初のベッドインにいきなり相手が男だと分かって、そこスルーするんかい。もう無茶苦茶だよ。
 せめてライターにはこのジャンルの代表作数本くらいはやっておいて欲しかったよな。
 ・・・と思わせるくらいテキトーな作りだった。

『根雪の幻影』
 市川小紗の描く体は素晴らしい。乳が垂れているだけで泣きそうなほど嬉しい。
 風船見たいな乳では満足できないんだぼかぁ。
 そして本編は良い意味で短かった。優れたエロは優れたシナリオに勝る。それがエロゲー。
 俺的には桔梗ちゃんが至高だった。ミソノメイだし。お風呂CGは額縁に入れて神棚に飾りたいぐらいの神々しさ。
 しかし俺は藤子さんで男汁を出した。

『ゴールデンマリッジ』
 全てに恵まれた人間がいかに苦悩から解放されるのかという中々に罪深いテーマの作品。
 血統、家業、家庭、容姿、資産、ペニス…etc.一切合切が恵まれたものを与えられており、
 人間的な後ろめたさの一点も無い主人公の華やかなる日常!
 嗚呼憎い!憎悪こそ人間なるかな!

『星空のバビロン』
 ブリュパン的なおまんこが強いセックスが復活していてすごく嬉シコでした。
 CGはパイズリで亀頭が飛び出してるのと、背中が見えるバックがないのは不満。
 シナリオが過去作ファン喜ばせる要素も入れつつ、分からなくても問題ない作りになっていたのが親切。

『カスタムメイド3D2』
 相変わらず射精時モーションが残念なのと、服がおっぱいに張り付くようになってしまっているのが残念。
 乳の揺れかたも”固い”。ジンコウガクエン2と比べてはいけないとは分かっていても比べてしまう・・・。
 それを差し引いてもパーツのデザインはより圧倒的に良いし種類もあるんだけどね。

『幻のディストピア』(40)
 嫌いじゃ無いけどまあ叩かれるのも仕方ないボリュームではある。
 少なくとも見ていて苦痛じゃ無いし、会話も設定も面白いと思う。
 まずもって、てぃ~ぐるは、前身の暁の護衛からギャグメインの作品しか作ってないんだから、
 ギャグが面白いこの作品は及第点をあげるべきだと思う。

『さくらにかげつ』
 絵(特に表情)が良いのにエロシーンが少ないのがもったいなかった。そういった意味で分量的に不要なCGが多い。
 主人公がどうしようも無いクズであるが、ヒロインへの独善的な独占欲があるので、ラノベ的な淡泊主人公よりは良かった。
 ヒロインはポンコツとはいえ、Key的な白痴の魅力は出せていなかった。故に気楽に楽しめるとも言えるが。

『イブニクル』
 楽しいRPGでした。エロ部分はアリスなので全く合わないけど、戦闘楽しいので別のエロゲの横で進めてました。
 ロール分けがしっかりしていたのが良い。
 ・・・俺はアリスのゲームやるたびこんな感想しか言ってない気がする。

『変恋 ≒ 黒歴史(へんこい ≒ くろれきし)』
 全員巨乳だし、キャラ可愛いし、雰囲気が和やかだし、初期好感度は0から始まるし、良い要素がそろっている。
 惜しむらくは、エロが最初から特殊な方向に偏ってしまったこと。本当にココが残念だった。

『アステリズム』
 ぎん太は素晴らしいと再確認。
 シナリオは、序盤がグダっていたものの、終盤のテンポが良いため一気に読み終えることが出来た。
 いろいろ補完が足りなくて、もやるところはある。主人公のとくーりんは実の兄弟ってことでいいのか?
 主人公が自分の親のことなぞ眼中に無いのはまあ潔くていいとは思うが(笑)
 楽しめたけど、姉さんよりくーりんの方が好みでなあ・・・。

『シロガネ×スピリッツ!』
 主人公の性格が大好きなので楽しめた。ヒロインは後輩の愛(めい)ちゃんがとても可愛かった。
 このようなひねくれたキャラを好きになってしまうのはオジサンいよいよ年相応にひねくれてきたと受け取って宜しい。
 戦闘設定や世界感など、だいぶうーん?となってしまうが、キャラ同士のとの掛け合いの質は高い。
 バトルものとして見るととてもお粗末だが、日常パートは良作以上の質であった。
 雪菜って名前のメイヒロイン剣士が、俺の嫁(Fizzの恋見つの雪菜)と名前以外にも被りすぎてて驚いた。
 まああっちの雪菜の刀は打刀じゃなくてセフィロスみてーな太刀だったけどな!

『塔の下のエクセルキトゥス』
 コワモテなCVみるを久しぶりに見た。
 肝心の戦闘(カードバトル)は単調ですぐ底が見えてしまったが、日常シーンが和やかだけど愉快で、
 特に掛け合いが楽しく、キャラの魅力が丁寧に掘り下げられていた。
 エロシーンも15人の女キャラに複数有り、そこまで多くないCG数を効率的に運用している点は評価したい。
 エロ自体はまあかぐやにしては良い方。文章はともかく構図と塗りの良いCGが多いのがありがたかった。

『聖騎士 Melty☆Lovers』
 ひどい。好意的に評価しても、『たすくの画集』以上の評価は無理。
 エロ文章の質が低く、しかもシナリオ(特に中身があるわけじゃ無いけど)を読み進める邪魔になるレベルで頻繁に挿入される割に、唐突な為、シナリオから感情が高まって導入されることもまず無い。
 そして一番不満なのはCGの構図。銃騎士 Cutie☆Bulletの倍以上CGあって1つもアタリが無いってどうなんすかね。
 まあフリーゲームなんでこんなもんか。

『恋愛フェイズ』
 ゆきは可愛かった。巨乳クラスメイト最高!
 ただ姉と妹・・・ゲーム開始以前に交友関係があるヒロインは正直楽しめなかった。
 丁寧ではあるんだけど、それゆえに最初から脈絡も無い愛情をぶつけられても、と感じてしまう。

『僕と恋するポンコツアクマ。』
 特に魅力の無い作られたキャラクター、騒がしいだけの薄くてつまらない日常、単調で精神性に欠けたエロシーン。
 萌えエロの悪いお手本のような作品。

『新・他の男の精液で孕んでもいいですか… 2』(50)
 ヒロインは良かったんだけど、落ちとそこに行くまでの流れがあまり良くない。
 やっぱり秘密の関係続けるタイプの方が好きだな~。
 と言うかこれはNTRもののはずなんだけど、そもそも最終的にNTRてないのがちょっとなあ。
 ネトラレっていうのは、”本質的に”と言うと嘘くさいんだけどね、女の子は最終的に幸せになってないといけないんだよ。
 だって自分を捨てた女の子が乙ってそれで終わりだったら、ザマアミロで終わりなんだからさ。

『ステルラエクエス アンサンブルパック』
 声優良すぎワロタ・・・。シナリオは時代もあるけど、寒い。エロは良質。
 桜がビジュアルも性格もCGも全部良くておちんちんがよろこんだ。特に桜のパイズリCGは素晴らしい一品。

『リバイブ~幽霊生活はパラダイス~』
 ババアは面白かったけど、全体的に作りが雑。
 エロ重視のロープライスなのに回想選択にCG表示が無いのは正直ありえないと思う。

『彼女、甘い彼女(同人)』
 コンドームつける→萎える→ナマでいいよ→(勃起)の流れに、『あるあるw』と大喜びしてしまった。
 自分から自然に頭をなでてくれる女の子って至宝だと思うヨ。

『プライマルハーツ2』
 プライマルハーツは1もそうなんだけど、2も主人公の女性に対する配慮というか優しさというか、
そういうものがまるで感じられなくて本当に不快なんだよね。
 と言うわけでテキストは相変わらずクソだが、小鳥居夕花の演技は素晴らしかった。
 しかしメインライターの吉川芳佳って女みたいな名前だけど、女だとしたら、
やたらと主人公の思考ロジックと心理描写だけ『異様』なのが納得できる。
 女からイケメンの男を見るとこういう風に見えてるのかなあ。男のドロドロした葛藤が感じられないんだよねえ。
 それにしてもこのパイズリフェラ推しは一体何なんだ。俺はフェラもパイズリも好きだがパイズリフェラは大嫌いなんだ。
 パイズリフェラは、実際にやってもらえばわかるが、あれはフェラ+パイズリじゃなくてフェラ-パイズリなんだよ。

『天ノ空レトロスペクト』 
 共通部分は部活と伝奇の2つのワクワク感によって素晴らしい出来だが、個別は凡作だった。
 本当に特筆するべきものが無い・・・あえていうなら、俺もGカップのギャルい後輩が欲しい。
 
『恋×シンアイ彼女』
 主人公のモテ文学青年設定からして、メインシナリオライターの自己満足感が前面に押し出ていたけど、個別ルートでそれが爆発してしまった印象だった。とにかくメインヒロインシナリオからのラストエピソードで損しすぎ。 
 中身カラッポの彩音シナリオはまあ妥協できるけど、音楽NTRなんて流石にネタだろと思ったらホントにクズシナリオだった。
 新島夕はビッグネームだけど、制作サイドは、これ、絶対突っ返さなきゃいけなかったな。
 しかし一方で、しらたま原画、CV遠野そよぎ、家族系の泣けるシナリオのゆい√だけで買う価値はあった。
 会長√も内証的で、自分自身と向き合う女性とそれを支える主人公の構図が素敵だった。

『こころリスタ!』
 Q-Xの作品は本当に丁寧だ。
 やっぱりQ-X君の妹シナリオを・・・最高やな!!
 原画の質も最高峰。

『えむリア!~俺がドMになったのはどう考えてもお前らが悪い~』
 主題歌が小宮真央/Yamajetって、音ゲーかよ。
 主人公の快楽描写がしっかりしている点が、マゾゲーとしての質を大きく高めている。
 そして蜜桃まむの少女マンガのような可憐な絵柄を採用した英断。
 ただ体験版でエロシーンの7割くらいを出してしまっているので買ったけどなんか微妙に損した感じがした。

『ここから夏のイノセンス!』
 恋心と愛欲に目覚めていくアリカ√と、大天使JCいろはちゃん√の出来は随一。
 メーカー的にやっぱりエロシーンは微妙だったが、共通での好感度上げていく感じや、
 ただ桜川美央はいらなかったかなあ・・・。うるさいだけだった。
 等身大の、少し昔の恋する女の子を配役したかったんだろうけど、もう少し淑やかだけど押しが強いとかの方が面白かったかな。

『ハルウソ-Passing Memories-』
 ロープライスのソロヒロインものだが、コンセプトがしっかりしていたのでとても楽しめた。
 サブヒロインも魅力的なのでフルプライスで出したほうがよかった気もする。
 ただ文字色がゲームデザイン上重要なギミックになるから、文字色が固定というのはわかるが、ウィンドウを濃くしないと文字が見えない類がエロシーンを使う時に困るから、白い袋とじ文字にするとか逃げ道を考えてほC

『空色イノセント』
 ほどよいボリュームの、あかべぇらしい素材のクオリティでの勝負が上手く決まった感のある作品。
 全体的に無難なシナリオだが、ヒロインの”弱さ”を前面に押し出しすことで主人公の真っ直ぐな愛情が描けている、ひかり√は頭1つ抜けていた。
 メイン原画はかなり力量がある、次のCATIONシリーズに据えるべき。

『機関幕末異聞ラストキャバリエ』(60)
 楽しくて一日で一気読み。理系√の日本史さっぱりマンでも楽しめた。
 エロゲで性転換+歴史物と言えばハーレムキャラゲーばかりの中で、
 剣豪・スチームパンク・歴史改変当たりをも取り入れながらストイックに仕上げた傑作。
 一番の問題点は、過去作にもあったことだが、主人公が一番おちんちんにクるということ。
 あと注釈ごとバックログに表示するUIいいね。

『私が好きなら「好き」って言って!』
 やはりちりは良い・・・。
 射精の仕方とゲームデザイン以外、文句をつけたくなるところが無いのだが、エロゲでそんなところに文句をつけたくなる作品も非常に稀である。メニュー表からイベント選ばせるのは、一々プレイヤーを白けさせてしまう。
 そして一回の射精で中と外一度にやるのは無理だから!!!!!!!!!!!!
 トゥルーよりもノーマルENDのほうが出来がいいあたりは◎
 「ありったけの精液を膣内に注ぎ、さらには体中にぶっかけた」っておまえは30秒くらい射精してる巨大ペニス黒人AV男優かよ。「中外選択肢用意するのが面倒くさかった」って素直に言えや。
 シュガスパ2あたりがチュアブルソフトのエロシーンは絶頂期だったな。

『ちんくる★ツインクル フェスティバル!』
 バカゲーになり損ねたクソゲー。エロがあまりに下品すぎて女子校ものなのに残念だった。
 異様な攻略難度と使いずらいUIが絶妙に噛み合ってストレスがマッハ。BGMがなんか麻雀ゲーみたいなのもアレ。
 絵面は良いが、だいたい主人公の巨チンのやりすぎサイズで台無しになっている。


『果つることなき未来ヨリ』
 適度なテンポで読み物としても面白かった。キャラゲーとしては殊更。
 一番ほめるべきは、王道を往くキャストかな。
 しかしなんで1章だけあんなこじらせた構成だったんだろうかと疑問は残るがまあいいや。
 人魚もゾンビも自分のシナリオ以外では飛龍隊より影が薄くてアレ。というか飛龍隊でもう一本作って、どうぞ。

『さみだれグローインアップ!』
 コミカルなハーレムもの、という雰囲気から、中々よく考えられた(かなり内証的な方向への)シリアスな展開を見せた。
 意表をつかれたが、その内容は良かった。短くまとめられていたし(重要)。
 エロも良い出来なのだが、欲を言えばもうすこしエロ以外でのイチャが欲しい。

『アマカノ~Second Season~』
 予想していたとおりの酷い出来。ライター変えろとあれほど・・・。
 ヒロインの初期好感度が低いだけ1よりマシだが、主人公とヒロインの血の通わない空虚な会話と、エロシーンの酷さは相変わらず。
 ヒロイン視点でヒロインの感情を描くって言うのが最高に萎える。
 サスペンス的な極限心理を描くなら分かるのだが、ライターの手抜きと勘違い以外の何者でも無い。
 ヒロインの恋心より、主人公の恋心を綿密に描くべきだ。

2014年 エロゲ総括。並びに謝辞。

○今年の特筆すべき作品(エロ部門)○
・レベルドレイン~レベルを吸われるためのレベル上げ~
 どこまでも救いようのないエロシーンは、私に救済を与えた。
 全てが無駄。愛故に、愛さえも。だからこそ救いとなる。この身と精神の全てを他者の価値へと堕として。

・夏恋ハイプレッシャー
 避妊をキチンと意識しているリアル志向の学園もの。
 『愛する人を思いやるならば避妊は当然』という当たり前の事が、エロゲにいかに欠けているか、
 そしてその思いやりが新たな束縛と解放のエロスを生むことを痛感させてくれる傑作。

・俺がヤマタノオロチなら
 悪落ちというBADENDを、1人のヒロイン√として消化して物語に組み込む素晴らしいアイデア。
 なんて書くと月厨が怖いですね。ともかく全人類をひれ伏させてからのご褒美Hは最高でした!!!

・寝トリ学園
 惚れた女を振り向かせるためなら何でもする!!これぞ純愛!!愛のために!!愛する者のために!!
 なんか女の子が惚れてくれました~が全盛の昨今の純愛に喝を叩き込んだ快作。祝福せよ!!

○今年の特筆すべき作品(シナリオ・グラフィック等総合的な観点)○
・蒼の彼方のフォーリズム
 全てのルートで『主人公が主題上の主役』というエロゲにしては珍しいシナリオ構成。
 攻略キャラと主人公の関係ごとにシナリオがちゃんと考えられていて、なかなか読ませる出来だった。
 グラフィックはエロゲでも最高峰のクオリティであり、カメラワークを感じさせる演出なども素晴らしい。
 声優もアニメ化前提なので有名どころが多数出ており豪華(らしい)。
 個人的に声優は苦手な人で無ければ気にしないのだが、メインヒロインの告白シーンだけは、
 『声優の力』というものを見せつけられた。いやはや感服でござった。あっぱれをあげよう(故・大並感)
 あと公式サイトではひた隠しにしてあるけど、ちゃんとエロシーンも入れてエロゲとして出したことも評価したい。

・あの晴れわたる空より高く
 主人公を救うための物語なのが↑であるとしたら、こちらはエロゲとしてはスタンダードな女の子を救う方の話になる。
 やたらとマニアックなロケット技術話や、良い味だすサブキャラ群とB級エロゲ好きをくすぐる要素の完成度が高い。
 それ以上に特筆すべきは主人公の感情描写の丁寧さ。何を感じ、許さず、求め、立ち向かうのか。
 だいたいオバカで、時に熱く、女の子達の実情に触れれば悲しい物語に臨場感を出すのは主人公の描写に他ならない。
 主人公を描写するだけで、どれだけプレイヤーが世界の扉から情報ではない情動を得られるか変わることを教えてくれる良作。

・星織ユメミライ
 学園編の後に、全キャラに新婚生活完備! まさにこれ人生エロゲーム也。
 出会い、恋愛、未来をボリューミーかつハイクオリティに描いた大作。
 間違った金のかけ方はしていないと思う。つまらないストーリーなぞ無くても良いのだという潔さが大好き。

○今年のホットギャル(は?○
 『朝霧咲良』(PRETTY×C∧TION)
 一言で言えば『しっかり者の後輩』キャラ。こういうキャラが好きなのは確実にダメオッサン化が始まっている徴候だと受け取って宜しい。映画オタクにならないと攻略できないよう設定した制作者陣を殴り倒したい気はするが、この娘の健気さに免じて許してやろう。俺はチンコは小さいが寛大な男なんだ。商業エロゲに蔓延る安っぽいマッチョイズムを憎んで、ヒロインは憎まず。まあなんだ、最近こういうオタッキーなエロゲヒロインとかラノベキャラとか増えてきたけど、いやまあマッドサイエンティストキャラからの流れかもしれんが、そんなに相手の趣味に何から何まで合わせないとだめかね?恋愛シミュがそんなに安っぽくて良いもんかね?おっさんはお互いの趣味はてきとーに尊重し合っとけばいいと思うのですよ。だからやはり映画オタクの女を落とすのに映画オタクにならねばならぬと説いたこのエロゲは認めるわけにはいかぬ。おっさんは火の海へこれを投げ込む所存である。ほら咲良ちゃんもそんな生中セックスしか眼中にないDQN男にはさっさと見切りを付けないか!おっさんは映画は全く見ないが、映画館デートならなんとなく想像は出来るぞ。

○2014年総括○
 今年は恋剣FDや銃騎士地雷を始めとして期待外れの作品が多かった。一方で、良い意味で予測を裏切られたものもあった。それがチュアブルソフトの「あの晴れわたる空より高く」である。看板原画が抜けてからカスみたいな作品を連発していたチュアブルが息を吹き返したように思えて、かつてファンであった俺は涙が出るほど嬉しかった。もう一つは「夏恋ハイプレッシャー」であるが、これも前作はほんとに空虚なテンプレ無感動主人公+最初から主人公好きすきヒロインで良いところが全くない作品(今年で言うとヤキモチストリームみたいなの)だったのだが、今作は主人公とヒロインの距離感が近くなる恋愛の過程をラブコメ風味に爽やかに描きあげており、何より特筆すべきは、妊娠に対するリアルな価値観を取り入れたことである。避妊は愛しあう者の責任だよね。
 ただこれ以外に予測を良い方向で裏切られる作品は無かった。見込み通りクソか、期待を裏切られてクソか、ああ愛すべきいつも通りのエロゲ業界である。
 ところで最近当たり前のようになってきて気になっているのが、中出ししてから外に出すような強制CG回収のための連続射精である。中だしした後、チンコ引き抜いたら「まだでる」とかいってぶっかけるのもある。泌尿器科へ行け!と言ってやりたいが、それ以上に、中だし・ぶっかけ両方の魅力をなんだと思っているのか。たまにはエロゲでだって中に出してチンコ抜いたらトロ~ッと精液が垂れてくる描写を見たいものだ。「キスアト」はそのあたり、精液が練乳みたいにネットリしててちょっとよさげな感じだったが。
 そして連続射精のエロゲ、増えたねえ。別に一晩のセックスで2回3回射精するのは珍しくないよ? でも1回射精したらさあ、感想というか反省というか、後戯めいたピロートーク挟もうよ。愛を、快楽を、もっと語らおうよ。エヴァンゲリオンじゃねんだよ。何度も射精できないから男は色々試行錯誤しようとするんじゃねえか。チンコが強すぎたら面白くねえんだよ。股間にバイブが生えてるんじゃねえんだよ。中に出したらガキが出来るし、一度出したら萎れちまうんだよ。
 えー、と。まあなんだかんだで今年も60本もエロゲをしてしまいました。来年も50本くらいはやりたいですよね。話は変わりますが、PS4買ったんですが出るゲームみんな微妙で辟易しているので、アーカイブスで往年の名作なんかを来年は紐解いていきたいなとか考えたりしてます。本年度中はクソ(としか言わないエロゲレビュー)を垂れ流し皆様には大変ご迷惑をおかけしました。来年もきっとこのままですが宜しくお願いいたします。

○毎度お馴染み2014年に遊んだ全エロゲ所感○
「DEMONION」(1)
 意味が分かればサクサクと流せる程度のSLGと、ファンタジーなチンポを持つ魔王様のつまみ食いセックスライフ。
 アストロで一番ちゃんとしたエロゲーだった。主観CGが多い、また様々な衣装を着させてセックスする、中だしに対する妊娠周りの台詞回しがちゃんとある、などなど見るべき点が多い。
 SLGパートはカメラがもう少し引ければ、それと直接配置場所を動かせれば、操作性がだいぶ良くなるかなあ。
 戦闘中のセーブがかなり融通が利く仕様で、即死持ちの敵が出てきたらとりあえずセーブしておけば何とかなるというのは有り難かった。

「ANGEL RING」
 だいぶ昔のゲームですが・・・。姫野さんとの初オフで衝動買い。
 やっぱ呉ってすげーわ。近親相姦の書き方といい、童貞の興奮が伝わってくるエロシーンといい、
 たいへんごちそうさまでした。

「まじかりっく⇔スカイハイ」
幼馴染√はまあ最初から好感度MAXだから恋愛要素は無いに等しく、なんだかなあ・・・と思ってるうちに終わる。とおもったら他のキャラもそんな感じ。とにかく盛り上がらない。
 話が盛り上がるwhirlpoolなんて見たこと無いから別にいいけど、あいかわらず水鏡まみず原画のwhirlpoolはテキスト部分が満遍なくオワットル。水鏡まみずの描く女の子大好きだからいつもいつも辛い・・・。
 それとアナルへのリスペクトの欠片も無い、ただ取って付けたようなアナルセックスなんていらんから・・・。
 グラフィック以外で評価できるのは、システムコンフィグくらいかな。ウィンドウ枠消せるようになったのはGJ。

「√ハーレム! Root Harem!」
 頭おかしい。これが褒め言葉以外の何でもないエロゲ。
 ハーレムルート一本のみでひたすらひたすらひたすらひたすらセックス。しかも一方でちゃんと恋愛までしてる。このゲームは贅沢だ。エロシーン自体の質も高く、種類に富んでいる。
 個人的にこのハーレム一本のみは、今後もっとメジャーになってもいい、純愛ゲーの完成系とも思えた。

「サドぐるみの町-タダでJKに生ハメ出来ると思ったら射精しすぎて昏睡状態になった-」
 いいかげんにしろ!!って叫びたくなるくらいマゾのマの字もわかってないゲームというか、商業でM向けをうたうエロゲはどれもこれも暴力とマゾヒズムの区別がついてなくてアレ。やっぱマゾ向け二次コンテンツは同人のほうが圧倒的に充実してる(確信)

「ひなたのつき」
 ショタエルフとニャンニャンするだけかと思ったら、物語がとても丁寧に作られていて感心してしまった。
 寿命や価値観の差異などを、ご都合主義な展開や設定を用いることなく描ききった名作ファンタジー。
 惜しむらくは、おちんちんをフェラ”してあげるシチュ”が少ない事か。それとアナルをいきなりマンコみたいに使ってしまえるのも結構アレ。・・・まあエルフだからいいか。妖精みたいなもんだし

「夏めろ」
 アンダバサマみたいな長閑な夏ゲー。全体として短く、余計な修羅場もなくさっくり終わる。
 主人公の青い性欲をちゃんと描けている、商業エロゲでは珍しい作品。
 一方でヒロイン達の方は性の意識が男性陣より進んでおり、そういった意味でもリアリティ作りが成されていた。
 選択肢の面白さを含めて、テキストが良かったが、しろ原画では俺はヌけなかった。
 仮性包茎かそうでないかの選択ができるのだが、皮をむく描写程度でしかなく、早漏になったりとかしなくて残念だった。非常に残念だった。

「your diary」
 ゆあちゃんの可愛さがすべてで、後はおまけみたいなゲームでした。
 主人公はまたお前か感満載、テンプレ無趣味無感動型聾唖主人公で、基本的に空気。面白いのは、たまに本当にシナリオから消えたりすること。空気が空気になる瞬間が味わえる貴重なゲーム(心底どうでもいい)
 ぶっちゃけシナリオがダメテンプレな上に、展開の仕方がテキトー過ぎる。まあCUBEだししょうがないか。

「キスアト」
 なぜりんごりん√がないのか。・・・は置いといて、今までのシリーズよりも作品全体のテーマ(持てる者と持たざる者)が明確で物語としてはわかりやすかった。まあそこはぶっちゃけどうでもよく、今回もいっぱいイチャラブしてくれたから満足。梓のセルフおっぱい推し最高。
 みことあけみ原画の絵は今回も素晴らしかった。あの絵でちゃんとした純愛ゲーを作ってくれるならフルプライス出す価値があるというものです。強制外だしは前回の半分程度まで減ったので、次は無くなってくれないかなあ・・・。

「愛サレるームメイト」(10)
 びっくりするほど短い。薄い。かといって同棲生活の良さもメインヒロイン以外ではあまり感じられない。
 コンセプト自体は悪くないが、距離が急に縮まりすぎだし、せっかく恋人になったのイチャイチャもせずに、どうでもいいイベントが起きて話が終わる。

「きみと僕との騎士の日々‐楽園のシュバリエ‐」
 作品全体としての完成度の高さが光る。シナリオは凡作だが、丁寧に作られていて好感が持てる作品。
 最後の種明かしシナリオに含まれるネタにも通じてくるのだが、最初から好感度が高いうえに、ろくな個別イベントも無く、キャラを掘り下げる間も無くいつの間にか彼女になってしまうため、今一女の子に魅力が感じられなかったのが残念。
 設定の調理の仕方としてはすごく良かったし、お話の組み立て方も丁寧だった。なぜか新ブランドを作って出したけど、アクセントでもブロッサムでも全く問題ないし、むしろそうして欲しかった。

「バカ燃えハートに愛をこめて!」
 古河徹人の声を堪能できたので目的は果たせた。日常テキストとエロテキスト(喘ぎ声しかないレベルの台詞・・・)の質の落差が酷かった。もっともバカゲーのバカ部分は心が通ってるので、(のーぱんつ!!とかが好きな人に)安心して人に勧められる作品かと。
 バカゲーとしてもギャルゲーとしてもそこそこの出来で楽しめたが、エロシーンのセリフがただ喘いでいるだけなのが微妙。エロのシチュ作りもなんか雑だし。まあ声優買い(古河主人公)だしいっか。アラサー相手は気にしないのに義妹相手には逡巡するあたりは生々しくて良い。

「恋式マニュアル」
 共通は先生の活躍も相まって、なかなか面白かった。
 個別は姫乃以外は微妙。というか刺激もなければイチャイチャ要素もない退屈極まりない日常描写しかない。
 エロもCGこそ単一原画で高いクオリティなものの、テキストはイマイチ。何より導入前後も盛り上がらないし、
 かといってマンネリセックス独特の安心感のようなものもない。残念無念。
 ハーレムはもっと酷い。が、サブキャラ自体はとてもいいので、サブキャラ3人に個別を付けてあげたほうマシだった。

「麗華の館」
 ロープライスゲーのくせに的が絞れてなくて、ボリュームが異常に少なく感じる。
 麗華ルートに入り始めたところで終わるため、フルプライスの9分の1程度の容量に感じたが値段は3分の1。
 うーんこの・・・・。CGの塗りとシステムとキャラデザ以外に褒める点はほとんど無い残念な作品。

「ALIA’s CARNIVAL!」
 イチャラブ成分とグラフィックには文句なし。ぶっちゃけトゥルーシナリオ的な物は未完成でした。
 出来上がっていた部分については、そこそこ面白かったのは救い。
 どうにも最後の最後が投げっぱなしジャーマンだが、その明日葉√のオチの記憶関連より、
 椎名√でT大を目指すオチの方がハァ?っていう感じではある。
 でも俺はMithaのエロ画集買ったんだから満足だよ。

「ドコのドナタの感情経路」
 絵は相変わらず独特の良さがある。個別パートに余計なイザコザが無いのは評価したいが、
 だからといって薄すぎるのでは。
 女の子に「中に出して!」って言われて急に我に返って外に出すくらいなら最初からゴムつけて下さい。

「銃騎士 Cutie☆Bullet」
 色々と物議をかもした稀代の作品。1年に1本在るか無いかのレベル。
 これだけ有名かつ実力のある原画を使っておいて、予算納期不足+素人ライターでひどいテキストというね。
 もっとも個人的にはオートで流しておく分にはドリフみたいで面白かったし、エロがシナリオほど酷くないのは救い。
 特に妹のウェディングドレス対面座位は中だし懇願の台詞回しが情熱的で好きです。
 エロCG以外のCGなんてあっても無くても同じだから、CGが少ないとか全然感じなかったわ。

「大図書館の羊飼い Dreaming Sheep」
 オーガスト特有の堅実さをいつも通り発揮してくれたFD。
 しっぽキャラのエロはすごくうれしい。シナリオの長さも短めで○。
 個人的には、もっと全キャラで同棲感出してくれてもよかった。

「Love Sweets」
 キンタマがムズムズする絵しか期待していなかったが想像以上の出来。
 妹以外のキャラはみんな可愛く、イチャラブ要素も満載。妙なシリアスは無く、
 恋人+可愛い女の子との賑やかな日々が過ごせます。実際シアワセ。

「PRETTY×C∧TION」(20)
 もうでたのか!早い!ラブリーコール来た、これでかつる!
 と言うわけで原画を変えての新作ですが、髪の色をリアル系(黒~茶)にし、地方も現実の東京へ。
 リアル感が増していて非常に俺好みでした。そして何気にLC2のラブリーコール+準拠というか神仕様。
 セックスも、コンドームを着用するもっとも思いやりのある愛情が感じられるシチュが無くなったのは非常に残念でしたが、適度な早漏ぶりで、女の子が気持ち悪い喘ぎ声出す前に射精してくれるので実用性が高くありがたかったです。
 それにしても咲良ちゃんは、確実に今年のベストヒロインになりそうだわ・・・。

「D.C.Ⅲ P.P.」
 相変わらずキャラによってシナリオの質に開きがあるというか…。シャルルはよくまとまっていて、姫野はエロかった。
 姫乃ルートの精神が入れ替わった状態で初エッチとかすごい。主人公が自分のチンコを自分で自分に入れる!!
 男の体に入っているのはヒロインの精神だから、ヒロインはおちんちんの気持ちよさに慣れてなくて、
 情けなく喘いですぐイっちゃうっていうのがすばらしい。やはり、おちんちんの気持ちよさを伝えることは重要だ。
 葵ちゃんと立夏先輩はどっちも、なんだかよくわからないシリアスから、
 肩すかしつつズッコケてしまうようなオチに持って行くシナリオでかなり酷かった。
 そして、本編と同じく、サラ√だけ別次元のクオリティでした。この完成度のばらつき具合がダカーポなんだよなあ。

「恋する夏のラストリゾート」
 銃騎士の陰に隠れてたけど相当酷いテキスト。
 会話の質が酷い。言葉選びや言い回しではなく、会話がキャッチボールとして成り立っていない。
 意味のない日常シーンは聞き流せばテンポ良く感じるが、シリアスな場面は流れが理解できなくてアレ。
 シナリオはまいどお馴染みヒロイン救済なのだが、主人公の女の子へのぶつかり方に「熱さ」がなさ過ぎというか、
 むしろ突き放してた。斬新。

「援交ガールズコレクション」
 キチンとゴムをつける、制服は脱がしすぎない、などオジサンの精神・思想的な質というか徳が高い。 
 オジサンが女の子大切にしつつ、セックス楽しんでる感じが素敵だった。

「ひめごとユニオン もーっとH! 巻ノ一」
 FDも相変わらず微妙なシナリオでした。エロも相変わらず挿入CGの構図指定が酷すぎる。
 七日は愛撫CGが主観正常位挿入構図なんだけど、チンコ入れてくれないんだよなあ。残念すぎ。

「サキガケ⇒ジェネレーション!」
 後輩で(乳以外の)スペックの高いキャラが連続して大当たりです。
 そも妹の友達からの「お兄さん」呼びは卑怯だろ!!ありがとう!!
 最近のゲームでは珍しく、各キャラにパイズリシーンがある。パイズリシーンがある(重要なので2回)
  「パイズリフェラではなく、きちんとしたパイズリ」がある(3回目)のだ・・・
 シナリオも全編通して明るく和やか。一方で集団と一対一の使い分けがテンポ良く、飽きずに楽しめた。
 でも気に入りそうなエロシーンは無かった。残念。

「ハーヴェストオーバーレイ」
 シナリオ自体はありきたりなものが並ぶが、適度なあっさり感と良質の演出・素材でさっくり楽しめます。
 まあいつもの戯画だな。しかしみんな個性的なパジャマ立ち絵あるのに!! 
 なんでそのパジャマの着衣Hが無いんだ!!  コスプレとかしてる場合じゃ無いだろ!!
 あとトゥルーはハーレムとして作るべき(か、モッチーを非恋人系の攻略キャラにするべき)だったんじゃねえの?
 トゥルーのヒロインキャラ以外が3人とも初期好感度MAX系ヒロインだからなんかつらいモノがあった。

「ラブリレーション」
 なんかセックスしかしてない。かといってオナニーに使えそうなシーンは無い。
 久々に葉鍵的な頭の弱いヒロインがいたのは嬉しかったけど、シナリオはおまけ程度の存在なのでアレ。

「セミラミスの天秤」
 中二病的な世界観の作品でした。自己の特別性とかそんなの。
 シナリオの根幹を成すメインヒロインが精神年齢幼すぎて、赤ん坊じみた破壊衝動を行動原理として抱えているのだが、主人公も年相応の少年なので特に救える訳では無かった。終わり。

「海空のフラグメンツ」
 後の最後で謎の伝奇要素ストーリーが始まってしまう駄作。
 しかもだいぶ電波で打ち切りみたいな終わり方をするから質が一層悪い。
 日常パートは悪くないし、主人公の性格も結構好みだったんだけど残念。
 エロ単体なら早漏・マゾシチュもあり、それが好きな同士諸兄にはお勧め。

「恋がさくころ桜どき」(30)
 華やかなキャラデザインと色彩が見事で、グラフィック周りは文句なし。和泉つばすもそうだが、女性原画家って小物のデザインが良い。夕莉が水着の時に腕に付けてるビーズ飾りみたいなのとか、EDで付けてるピアスとか、女子力設定にマッチして惚れ惚れしました。
 そして 『ちゃんと髪を下ろしてくれる』ってすごいなあー。彼女になって始めて自宅に来たときに私服姿+始めて髪下ろした姿できてくれてうれし泣き。酷いゲームだとお風呂入ってるときまでポニテツインテだったりするからなあ・・・。そしてそういう酷いゲームの方が多いという現実。
 シナリオはほぼデウスエクスマキナ先生無双なのでオチは微妙だが、いちゃラブ周りの描写が優れているので楽しめた。早漏シチュもあったし、全体通して2~3日で終わらせられる文量がありがたかった。
 で、この気持ち悪いほどモテ男設定のラノベ主人公君である意味って、結局なんなの???

「ゆめみがちーく」
 実姉がちゃんと両親に見とがめられるので良い。
 テキストもCGも全般的に良いのだが、だからこそただの和姦ゲーで終わってしまったのが残念。
 アトリエかぐやとか好きな人は好きそう。というかかぐやと方向性は同じだがよりテキストはかなり良い。
 個人的にはCGの構図がダメなので使えませんでした。

「寝トリ学園」
 愛のあるレイプ。ガチ純愛ゲー。 『寝取る』というよりは『俺が幸せにしてやるよおおおおあああ!!』って調子。
 早々に童貞&包茎であると見抜かれてそういった感じで冷たく馬鹿に為れた状態から、女の子を理解して、惚れていく過程が丁寧に書かれていて素敵。
 主人公も寝トリゲーによくいる完璧超人(笑)でも絶倫キモオタ(笑)でも無く、アツさと闊達さと狡猾さを併せ持ちつつも、それが内部で衝突する等身大の青年として描かれている。
 そして、たまに文脈がおかしくなる時があるが、エロシーンの質は非常に高い。
 あえて欠点を上げるなら、セリフが長すぎるかな、というところ。男も女も台詞回しが上手で最高に興奮するんだが、喋らせると長いことが多いのはちょっと残念。
 しかし純愛ゲーとしてはある種突き抜けた要素にあふれた傑作である。

「新世黙示録」
 全編通してクソみたいな文章とシナリオ。オートボタン押して終わらせるだけの戦闘。ホイールすら効かないUI。
 俺はXuseのクソゲーを買うつもりでこのゲームを楽しみにして買った。そして手元にXuseのクソゲーが来た。
 望んだとおりの結果。ただ、それだけだ。
 主人公の精神構造・行動原理のイミフメイシリメツレツなところは聖なるかなによく似ている。
 何もしてないくせに自分は必至でやったと思い込んでたり、結局何も考えずに片っ端から敵をなぎ倒しているときが一番生き生きしてたり、戦闘ではたいして使えない所も聖なるかなにそっくり。
 相変わらず人丸とまさはるの絵は素晴らしかった。ここらへんもXuseなのがアレ。

「夏恋ハイプレッシャー」
 すごく楽しい雰囲気が最後まで続くし、二人きりでイチャイチャさせてくれる。
 日常部分の質的なクオリティはラブスイーツと並んで今年度随一。
 主人公のくだらない一言多いタイプのギャグも嫌いじゃないしちゃんと避妊するしヒロイン全員の初期好感度も友人同僚レベルから始まるしサブキャラにおまけ攻略シナリオあるしちゃんとゴムする超良ゲー。
 ヒロインに「避妊しなきゃ・・・」って意識があるだけでセックスはこんなにも生々しいエロスを持つんだなあ。
 相変わらず気持ち悪いツイッター機能があるが通知と表示をオフにすれば無かったことに成るのでオススメ。

「ひめごとユニオン もーっとH! 巻ノ二」
 いいパイズリだった。他はあってないようなものなので割愛。やっぱり一色ヒカルの喘ぎ声は酷い。

「恋剣乙女~再燃~(リヴァイヴ)」
 本編の出来とは正反対の、うんこのようなFD。
 そもどん底から実直に努力を重ねて成長するジャンプ系の持ち味が魅力だったのに。ラノベ主人公みたいなチヤホヤ君になってたらそらそうよ。
 本編の完成度が高いから、アフターよりもアナザーに力を裂いて欲しかったがそこも・・・。

「真剣で私に恋しなさい!A-3」
 相変わらずどのルートも質・量ともに十二分な出来。
 新旧含めたサブキャラの扱いの丁寧さはエロゲでは他に類をみない。

「レベルドレイン~レベルを吸われるためのレベル上げ~」
 ツクール系エロ同人RPGで始めて評価できる作品に出会えた。
 世の風俗モノ同人作品に見習って欲しいほどの、リアルな性風俗シミュ。
 このRPGの凄い所は、せっせと稼いだものを一瞬の快楽と引き換えに貢ぐその心理的推移を、プレイヤーにエミュレートさせる手法である。この功績において、金品ではなく、時間の対価である経験値を捧げるという意味合いは非常に大きい。
 現実世界とゲーム世界の逆転現象を上手く逆手に取っている。
 ゲーム世界において金銭の価値があやふやな一方、経験値は跳梁跋扈するモンスターの強さ(レベル)に相対しより確たる価値を持つ。だからこそ「貢ぐのに相応しい」のだ。

「ギャングスタ・アルカディア」
 シナリオ自体は面白いんだけど、シャールカが人間として魅力ゼロなのが辛い。
 アナザー目当てだったがんあーさんが居なくなったのも辛い。

「Potential Ability」(40)
 どうせグッチャグッチャのグロとスカなんでしょ。・・・あれ?
 思ったより純愛してくれて嬉しかったが、いつもよりキャラデザの魅力が感じられなくて残念だった。
 主人公にちゃんと感情があったので、和姦部分だけでも結構楽しめた。

「プライマルハーツ」
 グラフィックだけなら神ゲー。しかし芦俊という原画は初めて見たが、画力高いなあ。
 シナリオはよくある超人イケメン主人公無双なので見るところは無い。文章の質がかなり低く、苦痛だった。
 主人公君に自意識とか利己性とかそういうものが無いとエロゲって途端につまらなくなる見本。

「ひめごとユニオン もーっとH! 巻ノ三」
 エロ掛けないライターにエロメインのFD作らせるの。誰か止めてあげられなかったんですかね。

「俺がヤマタノオロチなら」
 UI、システム周りにかなり難があるが、シナリオの出来は良い。
 バッドエンドが手抜きせずに1人のヒロイン√として作ってあるため、物語全体に説得力がある。
 CGの塗りは流行りからは大分遠い感じだが、エロCGの何とも言えない青臭さみたいなのが若者同士のセックスという感じですごく良かった。

「MeltyMoment」
 主人公イケメン過ぎておしっこ漏れそう。漏れた。(乾いた笑い)
 たかやkiが原画にいるなんて素晴らしい!!・・・がこんなテキストではオカズにならないぞFock君!!!1!

「少女神域∽少女天獄 -The Garden of Fifth Zoa-」
 色んな意味で喜劇として高い完成度(これがフルプライスのゲームであることも含めて)。
 殺されるために里帰りして、ただ殺されるだけの主人公君が可愛そうで笑いが止まりません。
 オチは2種類あるが、どっちも不満が残る。
 人間として死ぬなら中途半端は辞めて心中した方が美しいと思うんだけどなあ。まあ一人称が『僕』の主人公の例に漏れず、自分のことしか考えてなくてただ流されるだけようなヤツだから、相応しい終わりとも思える。
 ただこの桃山いおんという声優は、なかなか良いぞ。名を覚えておこうじゃないか。

「レミニセンス・リコレクト」
 細かいこと気にしない人ならレミニセンスシリーズはなかなか面白い。でも標準的な感性の人だと、果てしない主人公sageに凹むか、あっけないオチにディスク投げるか、サブキャラが乳をやたら強調する割にヒロインは巨乳率が低かったりして怒り心頭になるはず。
 ダメダメ社会人(包茎)ってだけで、大好きなんだけどねレミニセンスの島津君(主人公)。
 寝トリ学園もそうだったけど、周りから外見・人間性相応に扱われる主人公というのは、世界への没入感を高めてくれるなあ。
 それよりなにより愛佳やまどか好きだから焦点当てて欲しいなあ。特に愛佳。(俺の嫁の)凛の次に可愛いよなあ。。。

「あの晴れわたる空より高く」
 主人公が等身大の感情と理念を持った人間として描かれているエロゲは稀だが、ハズレはない。大満足。
 とにかく主人公が生き生きとしていて、精力的に物事を動かそうとする。
 ぶつかって、考え、努力し、信じ抜き、諦めず、握りしめる。人間なるかな!!ああ人間なるかな!!!

「南十字星恋歌」
 共通が長いから主人公がずっとトーヘンボクでつまらん。共通真ん中ぐらいでヒロイン全員主人公にべた惚れ。
 あと何度も繰り返される童貞だからヘタレっていうライターの言い訳も???という感じ。
 お話自体は楽しめますが、ヒロインとのイチャラブは皆無というか、なんでこんな主人公好かれるの?意味解らない。

「ヤキモチストリーム」
 主人公がクソ過ぎました。ライターが魂を吹き込めてない、全てが空虚。
 初期好感度高い和姦エロゲって、ぶっちゃけゲーム開始直後にヒロインレイプしても和姦になるわけだから、抜きゲーと同義だよね。
 とか哲学的なことを考えさせたこのゲームの罪は重い。でも原画応援してるから買ったのだ。
 いや・・・逆に買わないほうが原画家のためになるか? うーん・・・

「巨乳ファンタジー2if」(50)
 いつもの立身出世物語だけど楽しかった。鏡裕之の文章は読みやすくてついどっぷりとのめり込んでしまう。
 「無駄を省く」というのはシナリオライティングだけでなく、人が読む為の文章を作る上で至極当然のことなんだけど、エロゲ界では希少価値すら感じられるから闇は深い。
 いつもより良い構図が多かった。まあ抜けるかと言ったら別に抜けないんだが。

「迷える2人とセカイのすべて」
 普通に出来の良いラブコメだった。伝奇ラブコメ。
 広原一族とは思えないほど人間的な那由多にすごく惚れ込んでしまった。
 感動したり胸を打つようなお話じゃ無いけど、共通部分が丁寧にキャラの魅力を伝えてくれる良い作品。
 あとOPムービーは個人的に今年随一。

「ひめごとユニオン もーっとH! 巻ノ四」
 やっと終わった。最初から最後までつまらなかった。
 続けて買い支えますので新作はもう少しマシなのお願いします。
 あとアナルにモザイクがあって心底がっかりした。それほど良い構図のアナルセックスだったのに。

「すたーらいと★アイドル ~COLORFUL TOP STAGE! ~」
 微笑ましくも、スポ根的な胸の熱くなるストーリーが多く、なかなか楽しめた。
 中外が強制じゃなけりゃもっとよかったが。
 ファウンデーションは看板原画の方がご逝去されてしまったが・・・ううむ・・・良いゲームなんだがなあ。
 ああ、やっぱり惜しい。

「彼女と俺と、恋するリゾート」
 相変わらずプルトップラテのライターは文章構成がヘタクソだなw
 でも3Pでちゃんと両方に中だしするのは褒めてあげたい。本音を言えば選択権があった方が抜けるんだけどさ。

「星織ユメミライ」
 恋愛と未来を丁寧に丁寧に、かつ最高級の素材を用いて作った名作。
 色んな方面に金を掛けているのに、破綻も欠点も全くない大作というのは1年に1作あるかないか。
 普通こういう金を掛けたエロゲはどこかが破綻しちゃうんだけどよく出来ましたねえ・・・。

「ココロ@ファンクション! NEO」
 全然エロく無かった。本編は結構良かったんだけどもなあ。
 ARをセックスに取り入れるのは良いけど、感覚のフィードバックは画面の中にしか出来ないんだから、
 ライターさんもうちょっとそこ考えようよ。。。

「キミのとなりで恋してる!」
 先輩に早漏シチュがあるものの、主人公君が人間として完成されすぎていて詰まらない。
 早漏でも別に人間がここまで完成されてるなら女なんていくらでも喰えるよ(笑)
 早漏シチュっていうのは早漏であることに対する恐怖心が無いとまったく盛り上がらないことが再確認できた。

「真剣で私に恋しなさい!A-4」
 林冲可愛かった。もうそれに尽きる。あまりチャイナドレス生かせなかったことだけが悔やまれる。

「蒼の彼方のフォーリズム」
 文句の付けようが無いグラ演出、ライターの力量を感じるテキスト、アニメ化前提の有名声優。
 主人公が人間的(というにはやや文学的すぎるが)な悩みを抱えており、そこの焦点を当てて物語が展開していく。
 素材の完成度と作品としての完成度がどちらも非常に高かった。

「アマカノ」
 共通は主人公がイケメン過ぎてつまらなすぎるものの、ピロ水の素晴らしいCGでなんとかなっていた。
 しかしエロシーンがやっぱりゴミ。あのね、人間はそんなに簡単に何度も射精できないの。泌尿器科行ってきたら?
 あと高校生なら避妊くらいしなさい。しないならしないで、しない事に死ぬほど興奮と恐怖しなさい。
 つぎこそはこのライターをピロ水と組ませないでくれ!!お願いだあああああああああ!!!!

「ユニオリズム・カルテット」
 全般的に勢いで押してくるが、想いの強さで打ち勝っていく感じが出てて良い。
 エロはCG構図こそ良いものの、汁があり得ない程多すぎてエロさが薄れてしまっている。
 しかしサブキャラへの補完が気が利いているのは素晴らしい。あと下着含めた服装のデザインが凝ってるのも○。
 それと『射精した後描写を引き継ぐ』のオンオフ切り替えも慧眼。俺は女の子の顔とかに精子が掛かったりしたらすぐ拭いてあげるし、口に出したら素早くティッシュ出して出させてあげるしなあ・・・云々。

「12の月のイヴ」
 中盤くらいまではメンヘラゲー。こいつら頭おかしいよ。でもライターの方がおかしいかもしれん。
 終盤は、タイムリープ概念ガバガバで、見る者全てを置き去りにするなシナリオ。
 それにしても主人公が空虚すぎる。思考も倫理も美学も無くべらべらと喋るので、物語に全くついて行けなかった。
プロフィール

沙原 塞

Author:沙原 塞
 中1から萌えオタの社会人ゲーマー。ゲーム以外の趣味というと、自分の為に駄文を書き連ねるのが好きですが、ここはそういう散文の投棄場だとも言えます。
 さて、シスタープリンセスが連載されていたG'sマガジンを毎月楽しみにしていたあのころが懐かしい今日このごろ。みなさまいかがお過ごしでしょうか・・・

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