未来は遠く　聖なる鐘の音も届かず
目を凝らせば　白夜の星
手を伸ばせば　夢幻の彼方

判断は難く　悪魔すらも全知には至らず
因果を探求しても　糸は絡まり
演繹を覆考しても　時は足らず

不安と焦燥へ　螺旋を描いて落ちていく
覚めぬ悪い夢のように　止まぬ猜疑の連鎖のように

目覚めよと呼ぶ声は　我らが主　我らの生

心せよ　主は内に於いて常に在り
それは感覚となって　四肢となって共にある
全ては己のあるがままに　そして自らの尊厳とともにあれ

ぷすんぷすん

精神状態の“ゆらぎ”が内向的なものへ傾いてきています
一人の晩秋を楽しむには最適ですね

時は無為に流れ　星は滞りなく
有意を求むる人は度し難し　ことに人の定めは哀し
愛しき大地の神の元　救いも破滅もなかりけり
呪うは安し　祝うに悲し　抗うに空し
ただ森羅の灯は灯り　灯っては万象なべて絶ち消ゆのみ
現（うつつ）は夢　夜の夢こそ真なら
胡蝶は夢の夢に飛び　我は輪廻の牢で朽ちたり